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2018年9月27日 (木)

防衛力(軍事力)の重要性

 女子テニスプレーヤーの大坂なおみ選手が、全米オープンで優勝した時の日本人の熱狂ぶりは大変でした。連日テレビで彼女の戦いぶりや、インタビューの状況がくり返されました。オリンピックでも世界選手権でも日本人の活躍に、日本人が喝采します。それは強く卓越したプレーへの感動、また強くなるための努力に対する賞賛、そう言ったものが我々の胸を打つからでしょう。そして何より日本人が成し遂げることへの民族的共感。これ無しにはそう言う感動は強くならないと思います。

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 このようにスポーツと言う競争の世界では、強いもの、上位に位置するものが栄誉を得、かつ賞賛の対象になるのは当然でしょう。そして国を代表して戦う国際大会では、自国の選手を当然応援し、上位を目指すのを期待します。これはスポーツでなくても学問や芸術でも、競争という意味は薄れますが、同じことが言えると思います。ノーベル賞の受賞など、典型的な例ではないでしょうか。

 さらにその国の経済力や情報力なども、強いに超したことはありませんし、災害や犯罪に強い社会的安定度は高いことが望まれます。政治的にも安定度が高い方がいいに越したことはありません。

 一方軍事力はどうでしょう。日本は憲法第9条の制限が有り、戦争の放棄を謳い、戦力の保持と交戦権を認めないことになっています。しかし解釈変更により自衛隊を保持出来るようにしましたが、憲法学者の多くが今なお自衛隊は憲法違反としている現状があります。このような状況では、最低限の戦力保持と完全専守防衛と言う足枷がかけられていて、日米安全保障条約の下、米軍の援助・協力なくては国の安全は保たれない、独立国家としては甚だ好ましくない状況にあると言えます。

 常識的には軍事力、言い方を変えれば防衛力や抑止力、も強いに超したことはないはずです。戦前は当然そうでした。それを敗戦によって、GHQから武力によって侵略をした戦争犯罪国と言う烙印を押され、国民を洗脳されて、今でも国民の半数以上が、軍事的に強くなってはいけないという「羮に懲りて膾を吹いている」状態です。

 かつては武力(軍事力)がその国の盛衰を支配してきました。確かに武力以外の要素も多くなってきたとはいえ、実は今でもあまり変わっていないと思います。米、中、露、三大軍事力国家の発言力は甚大で、日本の発言力は安倍首相を以てしても、これらの国にかなうべくもなく、また韓国や北朝鮮からも見下されている現状があります。これはひとえに軍事的背景のない外交の限界を端的に示しているのでしょう。

 侵略や領土拡大目的のためと言うことでは全くなく、諸外国の理不尽な要求や、戦後不法に占拠された日本の領土や、国際犯罪として拉致された人たちの奪還を促進するためにも、憲法を改正し必要な軍事力を備えるのは必須だと考えます。そしてそれに反対する人々を操る、反日サヨクの政党や団体、マスコミやそれに加担する知識人を、放送制度改革等により、糾弾する国民的運動を起こす必要があります。

 個人としては強くなければ、治安の悪い国であれば、人に騙され、暴漢に襲われ、命も危うくなります。治安を守るのも警察という力の1つです。国だって同じこと、弱ければ、理不尽な要求を受け、騙されやすく、侵略もされます。強い国になることは、国民の財産や安全を保障する、大きな要素です。領土を守りこれ以上の拉致被害者を出さないためにも。

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