安倍新内閣への期待と出てこい健全野党
安倍新内閣の顔ぶれが決まりました。12人の初入閣組を含め「明日の時代を切り開く全員野球内閣」と銘打って、出発しました。麻生財務相や河野外相、菅官房長官など留任した6人の閣僚は、いずれも直近の安倍内閣の重鎮でもあります。
野党各党はお馴染みの辛口批判。立憲民主党・福山哲郎氏は「女性活躍と言いながら女性が1人しか入閣しておらず、「女性が1人しかいないかく(内閣)」、「全くわくわくしないかく(内閣)」と言い、共産党・小池晃氏は「閉店セール内閣」と揶揄しています。
こうした批評そのものが子供っぽく、これがいったい国会議員の批評なのかと呆れるしか有りませんが、いつも同じような批評、というより揶揄が繰り返されます。世界に目を向けても与野党の間には、同様な批判はあるでしょうが、ここまで子供っぽいのはあるのでしょうか。
いずれにせよ、「3期目の安倍内閣に期待するもの」の項で述べたように、新内閣には内政、外交の他、期待するものが多くありますが、その筆頭は憲法改正、これを是非成し遂げていただきたいと思います。
ところで話を元に戻して、野党はなぜ政権の批判ばかりに明け暮れるのでしょう。しかもあの「モリカケ」を担いで、マスコミを巻き込んでの一年以上の批判の嵐を吹き荒らしても、一向に支持率を回復しない、それが分っているのに。その分析をしても仕方がありませんが、一言で言えば国民の信頼がない、野党には任せられない、と言うことなんでしょうね。
支持率を回復して、この先政権を目指そうとするなら、国民の信頼を得ることが一番でしょう。そのためには政策を研究し、国民のための、部分最適ではなく全体最適となる政策立案をすることに、尽きるのではないでしょうか。そうでなければ、枝野立憲民主党代表が言う「ポスト安倍は野党第一党の自分だ」には、到底ならないと思われます。3年の内に、いや次の衆議院総選挙までに、その可能性はあるでしょうか。答えはノーでしょう。
批判するのは実は非常に容易いのです。余り理由を言え、とは問われないからです。でも政策を立案実行するには、理由・根拠とその実現性、更には予算の裏付けが必要です。今の野党にその実現能力があるでしょうか。答えはノー。野党慣れした彼らには先ずありません。ですから安倍政権に日本を託すしかないし、3年後もやはり自民党を中心とした政権に、期待するしかないと思います。
そしてその政権が、日本のため、日本国民のために、よりよい政策を実現実行していくためには、野党や野党の応援団であるマスコミに、邪魔をして欲しくない。チェックは必要ですが、邪魔はまずい。そのための国会制度改革や、放送制度改革も是非この政権下で実現していただければ、と思います。
兎に角少子化・人口減少が急速に進んでいる現状では、国民が一致団結してこの難局を克服していかねばなりません。経済、財政、教育、福祉、外交、安全保障、災害対策、どれもこれも重要な課題が山積しています。そう言う課題を解決していくために、本当の意味での健全野党の出現が必要とされています。出てこい健全野党。
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