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2018年11月10日 (土)

NHKはなぜ反日番組を続けるのか 「ジャパンデビュー」を検証

Japan_debut  NHKスペシャルのシリーズ 「JAPANデビュー」は、ご存じの方も多いと思われますが、2009年4月から6月にかけて、『NHKスペシャル』で放送された4回分のシリーズを括るタイトルで、これはNHKが取り組む「プロジェクトJAPAN」の一環として制作した、ドキュメンタリー番組です。

 その第一回目が「アジアの”一等国”」と言うタイトルで、日本統治時代の「台湾」をテーマにしたものです。ところがこれが事実とは異なる多くの内容、捏造、切り取りを行なって製作されたと、現地の台湾人を含む10,300人に上る原告が、「名誉毀損」の訴訟を起こしました。その前に原告側の訴訟の背景を以下に引用します。

Hqdefault 「日本統治時代が悪と一方的に描かれており、内容が偏向している」「日台戦争などありもしない戦争を作り出している」「日本の台湾統治を批判するため、台湾人の証言をねじ曲げている」「番組にはやらせや、事実の歪曲・捏造があり、放送法に違反している」「台湾の人の心と日台関係を傷つけた」「台湾をよく知らない人に排日的だと誤解を与える」「NHKに台湾ネイティブのパイワン族の踊りに関して『人間動物園とおとしめられ、名誉を傷つけられた」などとして、視聴者、地方議員、自民党国会議員、産経新聞・週刊新潮・日本文化チャンネル桜などのメディア、市民団体、有識者、更に、番組に出演した台湾人(パイワン人を含む)や台湾や日本の民間団体など日台双方から抗議や批判が続出した。台湾人を含む8389名が東京地裁にNHKを提訴。日本文化チャンネル桜は1万人の訴訟委任状を以て提訴した。その後二次提訴がなされ、原告には番組に出演したパイワン族も加わり一次提訴と合わせた原告は1万300名以上。

 結果的には最高裁で原告が敗訴しましたが、これほどの人数の人が異を唱えた番組をNHKはなぜ製作したのでしょう。

 実はこの番組に限らずNHKは多くの反日番組を製作しています。その原因となったのは、戦後GHQによる占領政策の中の放送独占政策、即ち当時のラジオ放送を独占しNHKに担当させ、「戦争はかうだ」(日本は侵略戦争をした犯罪国家をイメージ)などのWGIP、自虐史観の日本人への植付けに利用したのが発端で、その後のGHQによるメディアの「検閲廃止」にもかかわらず、所謂「自主検閲」の強制が続き、占領終了後もその風土が色濃く残っていると、識者は見ています。

512zakgokzl_sx336_bo1204203200_  その辺の事情を少し長くなりますが、西村幸祐氏の「NHK亡国論」のアマゾンのカスタマーレビューから拾って、以下に述べます。少し長くなるので、飛ばしていただいても結構です。

 アメリカの正義がすべてを歪める。ラジオ放送一団体独占の方向性は1947年8月のハウギ文書あたりから少々様子が変わってくる。なぜだろうか。すべては合衆国憲法およびアメリカ型民主主義との兼ね合いなのだ。米本国の世論を意識した結果である。先の大戦の勝利はアメリカにとって、あくまでもアメリカの正義の勝利であるとしなければならなかった、ということを忘れてはならない。

 合衆国憲法の修正第一条に謳われているのは言うまでもなく信教、言論、出版、集会の自由、請願権である。アメリカはまず、この正義にのっとって世界に相対す必要がある。しかし、これは日本の占領政策と矛盾する。それはWGIPでありGHQのテーマが日本人の洗脳である以上、言論統制は必要不可欠である。この矛盾のごまかし方が悪質なのだ。矛盾を覆い隠すために、69年後の21世紀の現在にも存在するアメリカの臆面もない偽善的なダブルスタンダードが、戦後日本の文化空間に多大な不幸をもたらしたと言っても過言ではない。

 GHQはメディアに対する検閲の廃止を行ったが、見誤ってはならないのは検閲の廃止が日本のメディアの言論、表現の自由を意味しないということである。というのもGHQに従わなければならないプレスコードが発令されていたからだ。だから、この検閲廃止の通達は事前検閲を暗黙の事後検閲に移行するという、通達に過ぎなかったのであり事実上、事前検閲よりもはるかに質の悪い自主規制、自主検閲を日本のメディアに強いたのである。

 これが現在の反日メディアに対してかねてから私が口にする、いつまでGHQのプレスコードを守り続けているのかという批判の内容であり本質だ。NHKに対しても同様のことが行なわれた。西村幸祐氏の、NHK亡国論、という本に書かれていた、GHQの政策が反日メディアに与えた影響の大きさを改めて感じさせられた。

 1951年のサンフランシスコ講和条約でGHQから解放後68年経た現在、まだGHQの所為にするのもどうかと思う面も感じますが、しかしNHKは中国の国営テレビCCTVの東京支局と同じビルにあり、逆にNHKの北京支局がCCTVと同じビルにあることから、CCTVとは密接な情報のやりとりをしていることは容易に想像がつきます。(実は韓国のKBSもNHKと同居している)。

 ですからこのWGIPの残像のような影響と中国の影がちらつくNHKは、勢い親中、反日の姿勢をとり続けているのではないでしょうか。ですから我々視聴者はそう言う前提でNHK番組(他のテレビ局の番組も同じですが)を見ていかないと、うっかり洗脳されてしまう危険性があります。十分注意が必要です。


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