童話 「いい加減にしろ、売られた喧嘩は買ってやる」
今回は「童話」にしてみました。百田尚樹さんの「カエルの楽園」ではありませんが、少し遊び心で作ってみました。ご笑覧いただければ幸いです。
私たちの周りには多くの花畑がありました。その持ち主は皆、花を売ってそれを生計にしていました。私の花畑はOと言う名前です。私はTとKと言う名前の畑にも花を植えていました。TもKも良い花を作れなかったからです。それにYAと言う畑の持ち主が、TとKの土地を狙っていたという理由もあります。
私の畑は狭いので、広い土地を持つYUと言う名前の畑を、少し使って花を植えました。YUは全部の土地を使えなかったので、最初は問題なく使えていました。ところが同じようにこの土地を利用しようと狙う、KEと言う畑の持ち主が文句を付けてきました。
それと同時にYUも「俺の土地から出て行け」と言い始め、喧嘩になりました。そしてKEも「YUの土地から出ないと、お前の土地を蹴散らすぞ」と脅してきました。そこでYAと取引して、喧嘩をしない約束をし、一世一代の博打的な大喧嘩をKEとしてしまいました。ところがKEはものすごい力持ちだったのです。
最初の内は必死に抵抗しましたが、やがてKEに強く攻め込まれ、私の畑はものの見事に、蹴散らされました。YAも私が弱り果てた頃、約束を破って、喧嘩を売ってきました。そしてTとKの土地から追い出され、周囲にあった畦のような少しの土地も取られて、昔からの土地だけ残りました。
その後荒れ果てた花畑を一所懸命作り直し、今では綺麗な花が咲くようになりました。KEとは喧嘩の後仲直りをし、周りの土地から攻められないよう、共に見張りをする約束をしました。放っておけば、その後力を蓄えたYUが土地を狙うからです。ただKEの力が衰え始めたのが少し気にはなります。
あの花を作れなかったTは、私がその後いろいろ教えてあげて、良い花を作れるようになってきました。でもKは相変わらず花を作れず、石ころを投げては周りの土地に迷惑をかけています。YAは約束破りで喧嘩して、私から奪った土地を未だに返しません。
今一番の問題は、Tが昔のことを持ち出して、金を要求するようになったことです。かつて花を作れないので、植え方を教えてあげたのに、彼は「無理矢理働かされた」だけだ、そのとき稼いだ花の代金を、その働きの分返せと、何度もいちゃもんを付けてきます。
そこでTに最終的にこう言うことに決めました。「いい加減にしろ。そうしないとお前とは金輪際付き合わない。それでも文句あるなら売られた喧嘩は買ってやる。いつでもかかってこい」と。
以上で物語はおしまいです。なおそれぞれの名前は次の通りです。それぞれの意味は12月5日のブログ「日本はドイツより謝罪が足りないのか?」の最後の画像を参照いただければと思います。
O : お人好し君
T : たかり君
K : こじき君
YU : ゆすり君
YA : ヤクザ君
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