« 資質なき大臣は国益を毀損する | トップページ | 「戦争のセンス」なき日本、尖閣は風前の灯火 »

2019年4月 8日 (月)

甘い子育てが日本をダメにする

Raw  親や義理の親による相次ぐ幼児・児童への虐待致死の事件を受けて、政府は先月19日「児童虐待防止法改正案」を閣議決定しました。「しつけで体罰」を禁止するのが狙いです。抵抗できない幼児や児童への親の肉体的、精神的虐待は、それ自体大きな社会問題で有り、なぜ自分の子供にそう言った酷い行為をするのか本当に理解に苦しみます。

 それとは別に、学校での「体罰」を伴った、児童への指導やしつけもかなり前から社会問題化して来ました。そして今や教師が「体罰」を与えるのは完全にタブーです。それでも「体罰」を与えて処分を受ける教師は、少なからずいるようです。

 確かに「体罰」はないに超したことはありません。ですが例えば家庭や学校で全くやる気のない、または叱ってもふて腐れて全く言うことを聞かない子供は、どうすればいいのでしょう。中には逆ギレして、親に暴力を振るう子供や、自分の部屋に閉じこもって出てこない子供もいます。

Photo  放っておけば彼らの行き先は、盗みや万引きなどの不良行為に走ったり、周りの児童へのいじめにふけったり、また不登校引きこもりに向うこともあるでしょう。なぜなら彼らの多くは「自分は悪くない」と勘違いし、そして「自分のしたいようにするだけだ」、あるいは「自分は何もしたくない」と言う思いを、誰からも詰問されたり、叱られたりせず、実現できるからです。

 子供であっても悪知恵は働く物です。数十年前より遥かに豊かな生活の中で物の大切さや、様々な欲求への我慢強さは失われ、その上家庭も学校も社会全体も甘い方向へ、風潮としてどんどん進んで行っていますから、精神的な部分での子育ては完全に赤信号が灯っていると言えます。

 私の子供時代は、悪いことをしたり言うことを聞かなかったら、親からも教師からも大声で叱られ、殴られて育ちました。当時は殴られることを恥と感じ、また殴られた痛みから自分の非を感じ、これからは出来るだけ殴られないようにしようと、少なからず反省したものです。不登校は殆どなく、いじめも少しは有りましたが今ほど陰湿ではありませんでした。

 戦後生まれの第1世代、所謂団塊の世代から数年の間の世代は、戦後教育の影響を受けながらも、親も教師も含め、社会全体にはまだ戦前生まれの大人達がいて、ある程度戦前の流れを汲む指導が中心でしたが、その世代が親となった第2世代とも言える子供達、団塊ジュニアになってくると、完全に戦後教育の影響の中で育ってきました。

 現在はその親たちが育てた子供が、第3世代としての親になりつつあります。つまり豊かさの中、欲しいものが潤沢に与えられ、優しさをもって褒めながら育てられる、そう言う環境の中で育って来た親たち、それに少子化も手伝って、競争が少ない中で甘やかされて来た親たち、結果としていかにも逆境に弱く、切れやすく、自分本位な親たちが増えてきているように感じます。そうした親の中で子育てを放り出したり虐待したり、と言う人たちが出て来ているのでしょう。

 この親の下で育つ子供達はそれ以上に我慢が出来ず、自己中で、我が儘な子供となってしまう恐れがあります。法律でいくら「体罰」を禁止したところで、子供を放ったらかにしたりネグレクトする親は減らないでしょう。

E19a26e3  戦後教育と豊かさの中で確実に日本人は精神的に弱体化しています。GHQ占領政策の狙い通りです。私は幼児は別にして、明らかに悪いことをする子供達には大声で叱ったり、ちょっとした体罰は必要だと思います。自分の思い通りには出来ないことも有ると言うことをきちんと教え、甘やかさないことです。欲しいものもすぐに与えず我慢をさせる必要があります。また引きこもりは家から叩き出すくらいのことをしないと、社会でまともに生きていけず、本人のためにもなりません。

 日本人は戦後優しく、甘く、お人好しになりすぎました。諸外国との外交に於いて、端的にそれが表れています。弱い物いじめはダメですが、弱さを克服し強い人間に育てるのは絶対必要だと思います。「楽は苦の種、苦は楽の種」と言います。苦労した人間ほど強くなります。「可愛い子には旅をさせよ」、もう一度この言葉を噛みしめて欲しいと思います。

 もちろんこのことは子供だけでなく、年齢としては大人になっても、子供のまま大人になりきれない人たちも同様です。そうしないと日本が本当に壊れてしまいそうに思います。甘い子育ては甘い大人、そして親を作り、結果として日本をダメにしてしまいます。

(この記事イイネ!と思ったら、下記バナーの応援クリックをお願いします。)


保守ランキング

(お手数ですがこちらもポチッと応援クリックをお願いします)

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ
にほんブログ村



« 資質なき大臣は国益を毀損する | トップページ | 「戦争のセンス」なき日本、尖閣は風前の灯火 »

社会」カテゴリの記事