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2019年5月20日 (月)

丸山議員の「戦争」発言への反応と「自虐史観」

2019051300000005uhb  丸山穂高議員による北方領土に関連して「戦争」に言及した事案は、所属する日本維新の会から除名処分に続いて、野党6党が揃って議員辞職勧告決議案提出の動きを見せています。

 確かに丸山議員の発言は飲酒の上だったとは言え、場所や時期に関して、かつこの発言の相手(元島民)に対しても不適切で有り、一般論では国会議員として非常に好ましくない発言だと思います。

 しかし議員辞職という、職を奪うことに関しては、慎重にしなければなりません。もちろん「言論の自由」を盾に彼の発言が是認されると言うことはないとしても、辞職を迫るまでのことはないと私は思います。

Maxresdefault-2_1  たまたま昨日フィリピンのドゥテルテ大統領が、カナダから違法に輸出されたごみが約5年にわたり、フィリピンの港に放置されている問題で「カナダと戦争だ」と激怒したと言うニュースが報道されました。それに対しフィリピン国内で、この発言に対し問題視しているという報道もありません。

 また2010年5月9日、ロシアの「対独戦勝記念日」にメドベージェフ大統領は記者会見で「第二次世界大戦でカタがついているのに、いまだに領土返還を求めるような敗戦国がいる。戦争で出た結果は戦争でしか変わらないと述べたと言われています。

 これらの発言はいずれも他国の大統領の発言でかつ状況は違うので、そのまま比較は出来ませんが、日本の場合特に「戦争」という言葉に対する、過剰反応があるように思います。そして相手のロシアから苦情や抗議が来る前に、日本から日本維新の会の幹部ロシアの大使に謝罪をしています。これに対し丸山議員はこの維新幹部を批判し次のようにツイッターで反論しています。産経新聞の記事から引用します。

 駐日ロシア大使に丸山氏の発言を謝罪した維新幹部を批判したことに関しては「戦後70年以上、わが国の固有の領土である北方領土を不法に占拠してきたのはロシア側であり、謝罪をしにいくというのは非常に問題がある」と指摘した。

P16hoppouryoudomap1  実際この北方領土に関しては、日本がポツダム宣言受諾の意向を持っていたことを承知の上で、当時のソ連が終戦間近の8月9日に、日ソ中立条約を一方的に破棄した上突如参戦し、満州、樺太、千島へと次々と侵攻し、終戦後日本兵のシベリア抑留、強制労働と言う蛮行と共に、4島の不法占拠を行なったのは周知の事実です。

 ですから丸山議員の頭にはこの「戦争で奪われた領土は戦争で奪い返すのは世界の常識」という考えがあり(これは広く一般に言われていることです)、かつ対話では戦後70年以上経っても何も進展していない現状を意識して、飲酒の席であの発言に繋がったのでしょう。

 私としては丸山議員が「この島は不法で有ろうが無かろうが、戦争で奪われたのは事実です。一般論では「戦争で奪われた土地は戦争でしか取り返せない」と言われていますが、それは今の国際状況の中では出来ない。でも対話を有利にするためには、防衛力の背景は必要です。もっとしっかりした戦力を持つようにすることには賛成ですか」とでも言っておけば良かったでしょう。タラレバですが。

 いずれにしても先にも述べましたが、日本は「戦争」という言葉に対して、過剰反応があることは事実です。それを酔った席とは言え口に出したのは勇み足だと言えます。しかしその後の維新の会や他の野党、マスコミの反応はやや異常と言わざるを得ません。

 私はこの背景に戦後70年以上経っても消え去らない、WGIPによる「戦争に対する自虐史観」があるものと思います。「戦争」のみだけでなく、「軍」や「武力」と言う言葉やそのものに対する過剰反応が、それを如実に示していると思います。そして以前にも述べたように、それらが「相手国に攻め込む」ものとしての考えのみで、「自国を守る」もの、しかも「相手国との交渉を有利にするもの」という考えが抜け落ちてしまっています。

 いつになったら日本人の多くが、日本の主権と独立を維持するため、国を守ることの大切さに思いを巡らすようになるのでしょうか。この丸山議員の事案に接して、深く考えさせられます。

参考までに丸山議員と元島民の大塚小彌太さんの対話は以下の通りです。

丸山:「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか?反対ですか?」

元島民・大塚小彌太:「戦争で?」

丸山:「ロシアが混乱している時に取り返すのはOKですか?」

元島民・大塚小彌太:「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」

丸山:「でも取り返せないですよね?」

元島民・大塚小彌太:「いや、戦争はすべきではない」

丸山:「戦争しないとどうしようもなくないですか?」

元島民・大塚小彌太:「いや、戦争は必要ないです」

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