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2019年7月23日 (火)

「今の世の中、弱者救われない」??

Img_6eeb566821f036a1dddbb3bdc3efe1f73114  今回の参議院選でれいわ新撰組が2議席を獲得しました。私は、党名に奇をてらった感もあり、特定野党も驚くほどのバラマキをアピールしていることから、議席獲得は難しいのではないかと見ていましたが、予想外の結果でした。しかも代表の山本太郎氏は落選はしましたが、比例の個人得票でトップだというので人気は抜群のようです。このれいわ新選組に関して、朝日新聞デジタルに「今の世の中、弱者救われない」というタイトルで特集記事が出ていましたので抜粋して引用します。

 旗揚げから3カ月。日を追うごとに増えていったれいわ支持者は、どんな思いを抱えているのか。街頭で聞いた。

 IT会社員の男性(26)は、友人を誘って演説を聞きにきた。政治に関するネット上の書き込みを見ると、イデオロギーや国籍など相手の「立ち位置」だけで攻撃されるケースが見られ、気になっていた。一方で、山本氏については「討論のとき、反対意見やヤジも真摯(しんし)に聞いていた」と好感を持っていたという。「いまは十分な給与をもらえているが、それって今だけかもしれない。経済を底上げしていく必要があり、そのためにはれいわの政策の方がいいと思う」

 この意見は聞くに値しますね。もしそうだとすれば他の特定野党の得票に影響を与えた、というのもあながち誇張ではないという気もします。ただ次の意見は一気に朝日新聞好みの意見となります。

 「いまの世の中は、強い者はより強く、弱い者は救われない。平等に生きられるような社会にしてほしい」。東京都渋谷区の料理研究家、土井直希さん(49)は、そんな思いから投票所に足を運んだ。

 この人は自分のことを言っているのでしょうか。料理研究家というから、きちんとした職についていますね。よほど周りから圧力やいじめのようなものを受けていない限り、こんな意見ははかないでしょう。世間一般のことを言っているのでしょうか。

 そうだとすれば何を勘違いしているのでしょう。日本は世界の中でも結構平等だし、弱者救済の仕組みは整っているほうですよね。発展途上国の多くはそれこそ生きていくのも大変で、逆に平等に弱者だらけです。アメリカなどは日本よりよほど格差は大きいし、医療福祉など低レベルです。中国に至っては共産党幹部と農民工の報酬格差は歴然としていますし、福祉政策はこれからだといわれています。

 確かに細かいことを言えば改善するところは多いでしょう。その改善部分にフォーカスし、意見を述べてくれればいいが、一般論のように言うのは、まさに特定野党の意見代弁、この人の場合は朝日に言わされたのでは、と疑ってみたくもなります。

 この人は次のようにも述べています、朝日の代弁だということがよりはっきりしてきます。

 モリカケ問題など、政権与党は都合が悪いことがあると関わってきた人を切り捨て、説明責任を果たしていないとの思いを募らせてきた。ほかの野党ではいまの政治を変えられるとは思えないが「山本太郎のエネルギーなら、何かできるのではないか」と感じたという。

 この人は、完全に洗脳された人だと思いますね。モリカケ問題は朝日が捏造した問題だと複数の識者が論破していますよね。そしてどこからか情報を入手しなければこんなことは言えません。ただほかの野党では変えられないといっているので、山本太郎氏は少し視点が違うのかもしれません。続いて二人の意見が続きます。

 江東区の会社員、末吉璃子さん(23)は、れいわの候補者をみて「沖縄の人、拉致被害者の家族、障害がある人。多種多様な候補者がいて、今っぽい」と思ったという。消費税廃止も支持している。「たぶん年金はもらえないんだろうし、自分でお金をためるしかない。消費税分を少しでも貯蓄に回したい」と話す。

Download-5_20190723104601  杉並区の神里好恵さん(60)には、知的障害を抱える娘がいる。れいわの「特定枠」で当選した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後(ふなご)靖彦氏(61)と、脳性まひで重度障害のある木村英子氏(54)の2人について「国会で何が出来るかわからないが、彼らが国会に行くこと自体が大切だと思う」と話した。「私が死んで、このままの日本だったら、娘は路頭に迷ってしまう。国会に当事者がいて、当たり前となるような日本になってほしい」

 最初の人は年金はもらえない、といっていますが、まず何もせずに貰えるものではありませんね。保険システムという理解ができていない。つまり他の保険と同様保険料を払って時期が来れば保険金を支給される、保険料を払わねば支給されないだけの話です。もちろん支給と払込の総額の比率は次第に悪くなりますが、国が存続する限りマイナスはあり得ません。

 野党の一部やマスコミがやたら不安をあおって、この人が言うようなふれ込みをするので騙されてしまいます。それに個人の貯蓄は国の保証を得ていない分だけリスクは高いとも言えます。それも個人の自由ですが。

 もう一つ言えば消費税に限らず、税は弱者支援やサービスの元です。低額納税者は納税額より様々なサービスの需給のほうがはるかに大きい。そのことへの考えがすっぽり抜け落ちています。消費税に反対すればその分の財源が確保されない限り、サービスは向上どころか、高齢者の増加等によって、低減していきます。

 山本氏はおそらく法人税や所得税を代替させようという論調でしょうが、それへの反論はここでは譲って、最後の人の意見でこの党の特に目指す方向、障がい者への肩入れが見えます。それについては異論はありませんが、「このままの日本だったら娘は路頭に迷ってしまう」、という「このままの日本」が具体的にわかりません。

 再度述べますが、細かい部分の修正は必要でしょう。しかし「今の世の中、弱者は救われない」というのなら、弱者を救ってくれている国を取り上げ、その事例を明らかにし、その国の負担と受益の構造と分配の仕組みを取り上げ、公開してほしいと思います。それを持って議論を進めればいいでしょう。情緒や感覚で「今の世の中、弱者は救われない」と言わせるのではなくて、朝日新聞さん。

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