武漢ウィルス、中国の隠蔽疑惑は続く
新型コロナウイルスの発生源である中国での、発生初期の隠ぺい工作や感染者や死者の公表数疑惑、また実際に感染しているが症状の出ていない者の感染者数からの除外、又その数が最近でも1000人強で、本当の数字かどうか、という疑惑等、様々な隠ぺいや疑惑の声が上がっています。
そうした中、17日には中国武漢市の当局が死者数の修正の発表をしています。産経新聞から以下に引用します。タイトルは『新型コロナ 武漢の死者数5割増 1290人追加 当局「報告漏れなど修正」 「過少発表」批判を意識か』です。
新型コロナウイルスの感染源となった中国湖北省武漢市の当局は17日、同ウイルスによる死者数が、従来の公表値よりも1290人多い3869人だったと発表した。死者数を5割増とする大幅修正の理由については、感染拡大の初期に病床不足で入院できないまま自宅で死亡した患者がいたことや、医療機関の混乱によって報告の漏れや誤りがあったことなどを挙げた。
国内外で中国当局が武漢市の実際の死者数を隠蔽(いんぺい)し過少に発表しているとの疑念が広がっており、今回の修正はこうした指摘を打ち消す狙いがありそうだ。ただ、唐突に大幅な修正を行ったことで、逆に不信感が高まる可能性もある。
武漢市当局の説明によると、これまでデータ管理システムに報告されていなかった症例や重複していた症例などを精査した結果、17日午前0時(日本時間同1時)時点の累計死者数は従来の2579人から大幅に増加した。累計感染者数も325人増えて5万333人とした。中国本土全体の死者数は4632人となった。
米政府系放送「ラジオ・フリー・アジア」は武漢市民の証言などを基に、市内の死者数について4万人以上との推計を伝えている。
この4万人以上の死者というのも本当かどうかは分かりませんが、いずれにしろ修正された数字にもやはり疑惑は残ります。更にその発生源について、以前このブログでも紹介した、武漢のウィルス研究所から流出した疑惑が強まったとして、米国政府が調査を進めているとの記事が、本日の産経新聞に掲載されましたので以下に引用します。タイトルは『武漢研究所ウイルス流出疑惑、米情報機関が調査結果提出へ』です。
トランプ米大統領は17日の記者会見で、新型コロナウイルスが中国湖北省武漢市の中国科学院武漢ウイルス研究所から流出した疑いが強まっているとされる問題で、米政府として大規模な調査を進めていることを明らかにした。
FOXニュースは同日、米情報機関が同研究所および感染初期状況に関する情報を徹底的に収集して時系列的に分析し、事態の全容解明を図っていると報道。調査結果は近くホワイトハウスに提出され、トランプ氏らは内容を精査した上で中国にどのように責任を取らせるかについて判断を示すとしている。
報道によれば、米情報機関はウイルスに関し、生物兵器として人工的に作成された可能性を現時点で排除し、研究所内で取り扱われていた自然界に存在するウイルスが武漢市に流出したとの見方をとっている。
トランプ氏は、ウイルスが研究所から流出したかどうかについて、断定は避けつつ、一連の説は「理にかなっているように思われる」と述べ、支持する姿勢を示唆した。
中国政府はCDC(米国疾病予防管理センター)などによる武漢の現地調査を拒んでいるようです。何か疑わしいことでもあるのでしょうか。(多分あるのでしょうが)。こういう隠ぺい体質は今に始まったことではなく、又共産党一党独裁体制においては、体制維持のため国民に知らせてはならない負の部分ですから、隠ぺいするのは当然かもしれません。
これでは世界の仲間入りはできません。アメリカなどで持ち上がっている損害賠償請求の動きも、この隠蔽疑惑が引き金になっていると思います。何時になったら体制が変わるのでしょうか。少なくとも習近平が国家主席を続けている間は絶対に無理でしょうが。
(よろしければ下記バナーの応援クリックをお願いします。)
(お手数ですがこちらもポチッとクリックをお願いします)
« コロナ危機でも「プライバシー」と「人権」を振りまく批評家、しかし中国には一切触れず | トップページ | 海外から日本を見た目、マレーシア・台湾 »
「医療と政治」カテゴリの記事
- 親方日の丸の巨大産業・医療-年金だけでなく健康保険も破綻はある(2022.01.23)
- 北朝鮮の「点滴液は水と砂糖、点滴容器はビール瓶」は本当だった(2021.07.06)
- なぜ国産ワクチン開発が進まないのか(2021.06.30)
- 官僚の不作為が生んだ「ワクチン敗戦」の日本(2021.06.01)
- コロナ感染対策の最中(さなか)での、立憲民主の「不徳」の実態(2020.05.26)