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2020年5月 9日 (土)

取材内容を捻じ曲げるテレビ朝日、自身の主張に合わせ悪質な編集

96148619_3006177692830981_27578306442968  本日の産経新聞の「産経抄」では、以前このブログで取り上げた「日本はイタリアの医療崩壊から学んでいない」の引用元である記事を書かれた、心臓外科医の渋谷泰介氏が、自身のフェイスブックで「テレビ朝日の報道は取材で話した内容と大きく異なっている」という趣旨の投稿に関して取り上げています。以下にその内容を転載します。

 ◇

 政府や安倍さん(晋三首相)批判のためのデマや偏向報道はやめませんか-。危機管理血液内科医の中村幸嗣さんは8日、自身のブログで呼び掛けた。それによると心臓外科医の渋谷泰介さんが7日に、テレビ朝日番組に関してフェイスブックに記した投稿が医療界で話題になっている。

 ▼渋谷さんは同局の取材を受けた際、新型コロナウイルス対策に関して「PCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではない」と繰り返し答えた。にもかかわらずインタビュー映像は7日、PCR検査を大至急増やすべきだとのメッセージの一部として放送されたのだった。

 ▼PCR検査拡充の是非はさておき、自分の意見が逆さまにすり替えられてはたまらない。一方で何より伝えたかった医療現場へのサポート要請については、全てカットされていた。「メディアの強い論調は視聴者に強く響き不安を煽(あお)ります。(中略)正しく伝えるって難しいですね…」。投稿はこう締めくくられていた。

 ▼「SNSの時代、デマはすぐに検証されてしまいます」。中村さんは戒めているが、自民党の和田政宗参院議員も8日のブログでテレ朝の別番組の事実誤認を指摘した。同党の会議で議員の一人が、密集する報道陣に対し「3密だよ」と声を上げたのが、会議自体が3密だと述べたかのように報じられたと。

 ▼8日のNHK番組は、インターネット上のデマで風評被害にあった居酒屋の苦境を取り上げ、出所不明の情報が拡散される恐ろしさを訴えていた。もっともな話だが、出所が明らかでもメディアが情報をゆがめては元も子もない。

 ▼皮肉にもコロナ禍は、在宅時間が増えた日本人のネット利用を促進している。メディアの意識が一番遅れているのかもしれない。

 ◇

 参考までに渋谷医師のフェイスブックの全文を以下に転載させていただきます。

 ◇

本日テレビ朝日の朝のニュース番組グッド!モーニングで私がコロナウイルス診療に関してインタビューされたものが放送されました。

昨日の朝、テレビ朝日の方から取材の依頼が来て、夕方にzoomを用いたリモートでの取材という形で依頼を受けました。

取材の依頼内容としましては、コロナウイルスへのヨーロッパ と日本の対応に関して現場の生の声を聞きたいとのことでしたので、専門家でないので一医療従事者の声としてしか答えられませんとお断りした上で取材に応じさせていただきました。

が、編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然としました。

取材では、ヨーロッパ での感染状況に関して、私がベルギーから日本に戻ってきてコロナウイルスに関する診療をするに至った経緯、帰国時に感じた日本の診療体制に関する率直な意見、また日本で再度働き始めて1ヶ月ほど経って現場はどう変わったか、現在の現場の様子、日本のPCR検査への対応に関して、現在医療現場で必要とされているもの、最後に一言、という感じで40分程度質問に答える形で進んでいきました。

その中でも、PCR検査に関してはこれから検査数をどんどん増やすべきだというコメントが欲しかったようで繰り返しコメントを求められましたが、私は今の段階でPC検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではないとその都度コメントさせていただきました。

確かに潤沢な検査をこなせる体制というのは本当に必要な方に対してはもちろん必要です。

ただ、無作為な大規模検査は現場としては全く必要としていない事をコメントさせていただきましたが完全にカットされていましました。

(※大規模検査が必要ない理由に関しては、調べていただければ感染症や公衆衛生の専門家の方々の意見などたくさん出てきます)

カットだけならまだいいのですが、僕がヨーロッパ 帰りということで、欧州でのPCR検査は日本よりかなり多い(日本はかなり遅れている)といった論調のなかで僕のインタビュー映像が使用されて次のコメンテーターの方の映像に変わっていき、だからPCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまいとても悲しくなりました。

また、現場の生の声として、物資の手配と医療従事者への金銭面や精神面での補助に関しても強調してコメントさせていただきましたがそちらも全てカットされてしまいました。

物資の手配に関してはたくさんのコメンテーターの方が繰り返し言っているのでまだいいのですが、最前線への医療従事者の方には危険手当のような補助がないと続かないということは強く言わせてもらったつもりです。

家族などへウイルス感染を持ち込んでしまうことを恐れて1人病院に泊まったり、病院の近くにホテルやマンションを借りて自主的に隔離をしているスタッフも知っています(もちろん自腹です)。

愛する家族子供とも会えずに、身体的精神的な負担だけでも計り知れないのに、金銭面な負担までのし掛かるのは本当に残酷でしかありません。

医療者のプロフェッショナルとしての気概だけで現場を回すのには限界があると思い、そういった部分に行政などからサポートを入れて欲しいと強くコメントさせていただきましたが、全てカットになってしまい本当に悲しい限りです。

忙しい最前線の医療スタッフは取材に応じる時間も気持ちの余裕も全くないです。

僕はたまたま非常勤として働いており時間があったので現場の生の声を多くの方に知ってもらえればと思い取材に応じさせてもらいましたが、実際には生の声すら全く届けることは出来ず不甲斐ない気持ちです。

メディアの強い論調は視聴者に強く響き不安を煽ります。

情報が過剰な現在で、どうか正しい知識と情報がみなさんに行き渡って欲しいと切に思いました。

正しく伝えるって難しいですね。

 ◇

 以前から週刊誌などで、政治家やその他有名人が取材を受け話した内容が、記事になると全く異なっていたという話はよくありましたが、テレビの取材でもあるのですね。渋谷氏のおっしゃるように異なった内容になったり、強調した部分がカットされていたりと言うのは、取材した人の名を語って、自身の主張に合わせた番組を編集するという、極めて悪質な報道詐欺でしょう。

 朝日系列の報道グループは、新聞も週刊誌もネットもテレビも、そろってこうした捏造詐欺を働く、悪質なマスコミですね。テレビ朝日は渋谷氏のフェイスブックでの指摘を受けて「7日の『グッド!モーニング』で放送しましたが、お考えを十分紹介しきれなかったため、あらためて12日の放送で先生のお考えを紹介します」とコメントを発表したそうですが、何が「お考えを十分紹介しきれなかった」のでしょう。しらじらしいにもほどがあります。

 テレビ朝日の報道に関してはさらにもう一つ、ジャーナリストの江川紹子氏のコメントを東京スポーツが『「報道ステーション」の主張にダメ出し「誰もおかしいと思わないのか」』(5/8)と題して記載しているので転載します。

 ジャーナリストの江川紹子氏(61)が7日夜、自身のツイッターでテレビ朝日系「報道ステーション」の報道姿勢に疑問を呈した。

 7日放送の「報道ステーション」では解説員が「ドイツや台湾、アイスランド、フィンランド、デンマーク、ノルウェーなど女性リーダーの国がコロナ抑え込みに成功している」などといった主張を展開した。

 これに江川氏は「リーダーが女だからコロナにうまく対応した、という主張をしたい人たちには文在寅韓国大統領は邪魔みたい。まるで無視、というのはすごいわ」と隣国が抑え込みに成功した事実に触れなかった点を指摘。

 加えて「ダメだと思うのは、『報道』番組なのに、『事実』より『主張』を優先するところ。『事実』から傾向を分析するんじゃなくて、自分たちの『主張』に沿う事実だけを伝えているのが目に余る」と厳しい論調で批判。

 その上で「こういう発言を誰もおかしいと思わなかったのだろうか…?」と疑問を呈した。

 ちなみに、女性がリーダーを務める国の人口100万人あたりの死亡数は、6日現在で台湾が0・25人と圧倒的に少ないが、ニュージーランドは4・16人と日本の4・22人とほぼ同じ。その他、ドイツが85・2人、デンマークが89・7人、フィンランドが44・6人、ノルウェー40・5人、アイスランドが27・4人となっており江川氏の指摘通り「報道ステーション」のフェニミズムを前面に出した主張には無理があると言わざるを得ない。

 ◇

 文在寅韓国大統領の話はさておき、江川氏も指摘しているように、初めに自身の主張ありき、その主張に沿って物語を作っていく、フィクション作家であればそうするのは当然でしょうが、事実を取り扱うべき報道番組がそれでは何をかいわんや、です。以前からこうした創作作家然としたスタイルがDNAに刷り込まれているようです。この姿勢が代わらなければ本当に廃刊、廃局が望ましいという気がします。

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