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2020年5月30日 (土)

コロナ感染者・死者数、ロシア、特に中国に疑惑の目が

5e31ce5585600a453c60db33  日本では新型コロナウイルスの感染収束を迎え、緊急事態宣言が全国的に解除されたばかりですが、昨日も東京、神奈川の感染者は二桁で、なかなかゼロに近づかず、福岡の北九州市ではここ7日間で69人、10万人当たり7人を超え、第2波の様相を帯びて来ています。こう言った地域ではまだまだ警戒は解けないと思います。

 ところで世界の感染者は600万人に近づいており、死者も36万人を数えます。アメリカの感染者数、死者数が突出していて、それぞれ172万人、10万人にのぼっています。いずれも世界全体の3分の1に近く、なぜこれほどまでに多くなったのか、要因分析が待たれるところです。

 一方ブラジルやロシアの感染者数も急増していて、今ではヨーロッパ諸国を超えて43万人、38万人と世界の2、3位になってしまっています。ところがブラジルの死者2万6千人に対し、ロシアは4千人強です。他の主だったヨーロッパ諸国(ドイツを除く)が、軒並み死者数が2万人を超えているのに異様な少なさです。これについては本日の読売新聞に『モスクワのコロナ死者数「国際基準」なら2倍以上…当局が発表』というタイトルで、その理由が述べられています。

 モスクワ市保健当局は28日、新型コロナウイルスによる4月の死者数について、国際的な判定基準に従った場合は、636人ではなく2倍以上の1561人になると発表した。ただ、今後の政府の統計で、国際基準を適用するかどうかは、明らかにしていない。

 感染者数が世界で3番目に多いロシアでは29日の政府発表の死者数が4374人と、欧米諸国などに比べて低い水準で推移してきた。モスクワの死者数は2330人で、露国内の半数以上を占める。

 モスクワ市を含むロシアでは、医師がウイルスを死亡の「根本的な原因」と診断した場合のみ、ウイルスによる死者だと認定してきた。これに対し、世界保健機関(WHO)の国際基準では、感染で持病などが悪化して死亡した場合もウイルスによる死者とみなすという。

 このため、欧米メディアには、ロシア当局による過少申告を疑う見方も出ていた。今回の試算は、過少申告の指摘に配慮した可能性がある

 この発表通りの理由での数字かどうかも疑わしいところですが、中国の公表数字もおかしいと、米外交専門誌『フォーリン・ポリシー』が発表しています。NEWSポストセブンが取り上げた記事『中国の新型コロナ感染者 当局発表の8倍、64万人の可能性も』(5/30)を以下に引用します。

 中国の新型コロナウイルス感染者数は当局発表の約8倍の64万人以上に達する可能性があることが分かった。米外交専門誌『フォーリン・ポリシー』が中国湖南省長沙市にある国防科学技術大学がまとめた感染者数をもとに発表した。

 中国の感染者数については、米情報機関が「中国当局が発表する新型コロナウイルスの死者数と感染者数は虚偽で過小に報告されている」との機密報告書をまとめたと伝えられており、かねてから、その信ぴょう性に疑問を持たれていた。

 5月13日付のフォーリン・ポリシー誌によると、同大は中国共産党中央軍事委員会の管轄下にあり、中国全土から党中央に寄せられた極秘情報が毎日集計されているという。

 同大のホームページには「戦疫復工大数据(感染症と戦い、生産の再開に関するビックデータ)」とのタイトルのウェブ・マップ・サービス・サイトが掲載されており、感染者数も中国の地図上に示されている。このデータは最近までインターネット上で公開されていたが、一部台湾メディアが報道したことから15日以降、アクセスできなくなっている。

 同大のデータによると、感染者数は中国230都市の64万人以上で、それぞれ感染が発生した場所の位置情報、感染確認件数、日付などが表示され、調査機関は2月初旬から4月下旬のほぼ2カ月半だった。

 中国全土の感染者数は5月19日現在、8万4063人で、この時点でも同大がまとめた感染者数のほぼ8分の1となっている。

 中国当局発表の感染者数や死者数について、英紙『メール・オン・サンデー』は3月末、英国の科学者が中国の感染者数について、中国当局の公表の「15~40倍」にのぼる可能性が高いと英政府に警告したと伝えている。

 米国の報道機関「ブルームバーグ通信」も、米当局者の話として、中国が発表する新型コロナウイルスの死者数と感染者数は虚偽で過小に報告されているとの機密報告書を米情報機関がまとめたと報じている。この米当局者は「中国は初期段階で新型コロナウイルスの感染実態を適切に報告しておらず、米国内で感染が拡大した要因の1つとなった」と中国を批判したという。

 8倍かどうかは別にしても、もともとGDPなどの公表数字にも、当局の意図が大きく反映されているとの指摘も多く、この新型コロナウイルスの感染者数や死者数の公表した数字にも、何らかの手が加えられているとみるのもおかしくはないでしょう。無症状感染者は感染者数からのぞくと当局は公表していますが、それだけではないとこの記事は述べています。

 話は変わりますが、米国の主張する、新型コロナウイルスの中国武漢ウイルス研究所発生源説の根拠について、何らかのヒントをつかんでいると思われる「バットウーマン」と呼ばれた研究員が、しばらく表舞台から遠ざかっていて、最近再度姿を見せた後は、以前の言動を完全に否定する発言をしていることから、発生源に関する事実隠ぺい(いわゆる口封じ)の可能性が高いと言われています。

 こうした隠ぺいや改ざんは、偏(ひとえ)に国民に悪い情報を伝えないという意図、つまり共産党政権への批判や不満を抑えるため、言い方を変えれば共産党政権の持続のため、と言うことは明らかでしょう。それが最近は習政権の持続、もっと言えば習個人独裁の持続のためにあると言えると思います。

 こうした国家を上げての情報操作は、砂上の楼閣という側面を持ち、砂が崩れないよう、ますます監視と情報操作を積み重ねるという悪循環につながります。共産党のトップにはもう後戻りできないという、強迫観念に似た思いがあるでしょうから、この治安維持方法は緩められません。

 つまるところ経済がそれを許さなくなった時が、終わりの始まりのような気がします。それまでは隠ぺいと監視は車の両輪として続くことになると思います。国民は完全に蚊帳の外ですが。

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