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2021年7月12日 (月)

護憲を標榜する日本共産党、なぜか信教の自由の解釈はダブスタ

Maxresdefault_20210712085201  共産党のダブスタは有名ですが、宗教に関してもそのようです。作家・佐藤優氏が産経新聞のコラム欄「佐藤優の世界裏舞台」に寄稿した記事『日本共産党、危険な宗教観』(7/11)に、その一端が書き留められています。以下にその記事を引用します。  

4日に投開票が行われた東京都議会議員選挙について「勝者はいなかった」との見方があるが、それは間違いだ。公明党と日本共産党が勝者だ。

立候補者23人全員が当選した公明党が完勝したことは明白だ。共産党は、改選前より1議席増して19議席になったのに加え、選挙協力を行った立憲民主党が7議席を積み増して15議席になった。共産党の統一戦線戦術の勝利だ。もっとも、共産党と立憲民主党の選挙協力で自民党に競り勝つことはできたが、公明党の壁を破ることはできなかった。共産党よりも公明党の組織力が強いことが明らかになった。次期総選挙で共産党と立憲民主党は選挙協力を強化し、菅義偉(すが・よしひで)政権の打倒に向けて全力を尽くすであろう。

選挙戦で気になったことがある。共産党の宗教観、特に政教分離に対する認識だ。共産党機関紙「しんぶん赤旗」は、1日に《「公明」「聖教」この一体ぶり 選挙紙面ウリ二つ》との見出しで公明党と創価学会を批判した。

《都民・国民の命と暮らしがかかった東京都議選(7月4日投票)で、公明党とその支持母体である創価学会の〝一体ぶり〟が深刻です。それぞれの機関紙である公明新聞と聖教新聞の記事、写真を見比べてみると、その異常さが際立ちます。両紙の〝一体化〟は、都議選告示日の25日付から急速に進んでいます。(中略)その後も「首都決戦 怒濤の攻勢」(26日付)、「最激戦区 大逆転へ押し上げ急務」(27日付)などと両紙に同じ見出しと写真が並び、候補者の演説要旨も一字一句同じです。宗教的権威をもって信者に特定政党とその候補者への支持を押し付ける―政教一体もここまできています》

この記事に共産党の危険な宗教観が端的に表れている。日本国憲法は、国家と宗教の関係についてこう定める。

《第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。(以下略)》

ここで定められた政教分離原則とは、国家が特定の宗教を優遇、忌避することが禁止されているのであり、宗教団体が自らの判断で政治活動を行うことは禁止されていない。公明党の支持母体は創価学会だ。創価学会が自らの宗教的価値観に基づいて公明党を支持することは憲法に違反しない。むしろ「しんぶん赤旗」の「政教一体」批判の記事からうかがわれる共産党の政教分離認識に、自党の利益に合致しない宗教団体の活動を規制しようとする怖さを覚える。

2020年1月の日本共産党第28回大会では党綱領の一部が改正された。綱領一三節で《信教の自由を擁護し、政教分離の原則の徹底をはかる》と記されている。ここで言う「政教分離の徹底をはかる」とはどういう意味なのか、共産党はわかりやすく国民に説明すべきだ。

ちなみに旧ソ連や中国の政教分離原則は、日本や米国とは根本的に異なる概念で、宗教団体が自らの判断で政治活動を行うことを一切認めていない。日本共産党が綱領に掲げる「政教分離の原則の徹底をはかる」ということには、宗教団体の政治活動を認めないという意味が含まれていると筆者は受け止めている。

ちなみに同党綱領一六節では《さまざまな思想・信条の自由、反対政党を含む政治活動の自由は厳格に保障される》と定められている。この保障の対象から「信教の自由」が外されているのは偶然ではないと思う。

近代民主主義国の信教の自由では、宗教団体の政治活動も含め認められなくてはならない。日本では、多くの宗教団体が自らの信仰的価値観に基づいてさまざまな政党を支持している。この現状が、共産党を含む連立政権が成立するようになった場合も維持されるのであろうか。あるいは「政教分離の原則の徹底をはかる」という党綱領に従って規制されるようになるのか。多くの宗教団体にとって重大な関心事項と思う。

共産党は革命政党だ。現在もレーニン・スターリン型の宗教観を克服できていないと筆者は見ている。

 ◇

 そうです、元々共産主義者はマルクスの言う唯物史観の思想を持ち、宗教を忌避する存在です。そうした中、宗教色の色濃い公明党をなぜ中国共産党が受け入れるのか、これもダブスタですが中共の場合、自己に寄り添う者は何でも「愛いやつ」として受け入れるのでしょうね。かつてのアメリカ大統領ニクソンが寄り添ってきたときと同じように。

 しかし日本共産党は違います。元々中国共産党と袂を分かったことも原因でしょうが、公明党と犬猿の仲です。もちろん互いに岩盤支持層同士を後ろに控え、選挙で激しいつばぜり合いをしていることもあるのでしょう。ただ佐藤氏の言うように理念の段階ではその宗教観は矛盾に満ちています。

 それより共産党の本当の恐ろしさは、その出自にある国家の体制破壊、つまり日本の天皇制の打破にあり、それを成し遂げた後に共産主義体制を打ち立てることです。その本来の目的を内隠し、弱者に寄り添う優しい党をイメージさせ、吉永小百合氏や小泉今日子氏を広告塔に仕立て上げ、日本に大きな根を張ろうとしていることです。そのもくろみに決してはまってはなりませんね。

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