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2021年10月 2日 (土)

シンパからも見放される、共産党頼りの無策の枝野立民 

13_20211002102401  岸田政権誕生が間近に迫る中、野党第一党の立憲民主党の「批判だけの政党の性格」は変わらないようです。自身が変わらないのを棚に上げておいて、岸田新総裁の選出後、報道陣に枝野代表は「自民党は変わらない。変われないということを示した新総裁の選出だった」と指摘。岸田氏には「安倍晋三、菅義偉両政権と何がどう違うのかを説明いただくことがまず最初だ」と語り、10月4日召集の臨時国会で予算委員会を開くよう求めたようです。

 さらに続けて「国民生活を疲弊させ、結果的に経済を低迷させてきた『アベノミクス』を否定するのか、肯定するのかを明確に示すことが必要だ」とも強調したとメディアは報じています。『アベノミクス』が「国民生活を疲弊させ、結果的に経済を低迷させてきた」と決めつけたその理由も、またその数字も示していません。もちろん示せないのでしょう。要するに批判のための批判と言うだけですから。

 今朝の産経新聞の「産経抄」に「言い得て妙」の記事が掲載されていますので、以下に引用します。

 ◇

「賽(さい)は投げられた」。共和制の古代ローマの将軍、カエサルはこう言ってルビコン川を渡り、イタリア半島制圧を目指す。さいころの目が吉凶どちらと出ようが、もう後戻りはできない行動に出た際に使う有名な言葉である。立憲民主党の枝野幸男代表は今、カエサルの心境だろうか。

▼とうとう立憲民主党は、次期衆院選で政権交代を実現した場合に、共産党から限定的な閣外協力を受けることで合意した。政府は共産党について「破壊活動防止法に規定する暴力主義的破壊活動を行った疑いがあり、暴力革命の方針に変更はない」との公式見解を示しており、タブーに踏み込んだ形である。

▼カエサルはローマを落とし、やがて終身独裁官に就く。賭けに勝ったといえるが、その死後、ローマは帝政へ移行していく。そういえば共産党の志位和夫委員長は平成12年の委員長就任以来、21年間も選挙を経ずにトップの座を維持している。

▼枝野氏は自身の立場を「保守でありリベラル」と定義しているが、共産主義にも抵抗がないらしい。あるいは本気で政権を獲(と)りにいく気はないので、共産党の選挙支援で一定議席が確保できさえすれば、政権交代後どうなるかは真剣に考えなくていいということか。

▼「立憲民主党。残念ながら私の中では終了です」。民主党政権で官房副長官、総括副幹事長などを務めた松井孝治慶大教授は自身のツイッターで、こんな「決別宣言」をつづっていた。枝野氏の決断は、立憲民主党にいちるの望みを託していたシンパの失望も招いた・

▼「賽を投げる」に似た響きの慣用句に、「さじを投げる」がある。「医者が病人を見放す」「見込みがなく手を引く」という意味だが、有権者の気分はカエサルよりも後者の方か。

 ◇

 政府批判を続けても、国民には何も伝わらないでしょう。今までも立党時のご祝儀支持率10%超えは達成できず、5-6%を行ったり来たり、それはしっかりした国家観を示す政策がないからにつきます。ですから共産党にすがり、それだけが議席を伸ばすチャンスだと、タブーに手を突っ込んでしまうのでしょう。

 次の首相になる予定の岸田新総裁に、せめてお祝いの言葉を贈り、「ともに日本をよくするために力を合わせて、国政を進めましょう」、と言う大人の対応は、太陽が西から昇るように、絶対無理なのでしょう。子供の喧嘩のような批判しかできないのですから。

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