イチャモンとパクリの韓国、海外メディアでも叩かれる
岸田首相は15日、韓国の文大統領と電話会談を行いました。その中で岸田首相は文大統領に対し、「韓国最高裁のいわゆる徴用工判決や慰安婦に関する日韓合意違反などを国際法違反とし、韓国側に対応を求めた。」と報道されています。また「北朝鮮による拉致問題の解決に向けた韓国側の協力を要請した。」とも報道されています。
(画像は日本映画をパクったとされる韓国映画イカゲーム)
それに対し文大統領は、「拉致問題に対する日本の立場は支持したが、徴用工や慰安婦問題については、韓国の従来の立場を説明した。」とあり、韓国側から歩み寄る姿勢は予想通りなかった模様です。
こうした政治的な懸案は別にしても、韓国の日本に対する一般的な対応は、「いちゃもん」と「パクリ」で代表されると思います。この2点について日本ではなく、アメリカと中国のメディアの反応を追ってみました。
まず「いちゃもん」ですが、Newsweekに掲載されたコラム『イチャモン韓国に、ジョークでやり返す』(10/1)を紹介します。日本人の早坂隆氏が寄稿しているようですが、以下に引用します。
◇
<隣国同士というのは大抵ギクシャクするもの。だが、五輪でのイチャモンから「福島ヘイト」まで、日本に対する韓国の姿勢には目に余るものがある>
【楽園】
世界を創造している最中の神が天使に言った。
「日本という楽園のような国を造ってみよう。自然あふれる国土に、美しい四季、水も豊富にあり、そこに住む人々は勤勉で穏やかな性格をしている」
それを聞いた天使が言った。
「しかし、それではあまりに不公平ではありませんか? 他の国の人々から不満が出ますよ」
すると神は、「それもそうだな」とつぶやき、そしてこう言った。
「では隣を韓国にしておこう」
******
このジョークの構図は、世界中で古くから楽しまれている古典的なもの。世界各地の隣国同士で自国と隣国に当てはめられている。
例えばフランスとドイツ、アメリカとメキシコ、イランとトルコといった具合である。
モンゴルのウランバートルの酒場では「では隣をロシアにしておこう」というオチで、モンゴル人たちは爆笑していた。
私が以前に暮らしていたルーマニアでは、ハンガリーを笑うジョークに変化していた。日本人にはあまりピンとこないが、国境を接し合うルーマニアとハンガリーとの間には、トランシルバニア地方の帰属をめぐる主張の違いがあり、長年にわたってもめ続けていた。
東京五輪で韓国が「言い掛かり」
つまり、隣国同士というのは大抵ギクシャクするもの。それがごく普通の光景なのである。
日韓関係に関しても、そんな視点はあってしかるべきであろう。
とはいうものの、である。日本に対する韓国の姿勢には、さすがに目に余るものがあるのも事実。
東京五輪だけを見ても、大会前にボイコットをにおわせたことから始まり、大会中は反日的な横断幕を宿舎に掲げたり、選手村の食事にケチをつけたりと、理不尽な批判のオンパレードだった。
結局、横断幕はIOC(国際オリンピック委員会)の指摘を受けて撤去されたし、選手村への批判に同調する他国はなかったが。
旭日旗への「言い掛かり」は「平和の祭典」でも通常運転。スポーツクライミングのボルダリングで使用された人工壁の形状が「旭日旗を連想させる」としてやり玉に挙げた。
多くの日本人がこのようなイチャモンにうんざりしたのは、当然のことである。
韓国の対日姿勢に関して最も深刻な問題の1つは、福島第一原子力発電所の処理水をめぐる態度であろう。
福島の処理水は現状、韓国を含む他国の原発よりもトリチウム(放射性物質)の量が低く抑えられているとされる。にもかかわらず韓国は「汚染水」という呼称で世界中に「危険だ!」と触れ回っている。
これすなわち「日本差別」「福島ヘイト」。こういった問題には、毅然と対応していく必要がある。
それでも、お互いがお互いを汚い言葉で罵倒し合うだけでは何もよいことはない。子供じみた罵詈雑言ではなく、ジョークで鋭く風刺するくらいのテクニックは身に付けておきたいものだ。
◇
ジョークで風刺しようが何をしようが、韓国の反日は千年は続くようです。神の言葉通り隣国の関係はギクシャクするものですが、韓国の場合は「目に余るものがある」と早坂さんの言うとおりです。
次に「パクり」です。これは中国のRecord Chinaの記事です。タイトルは『日本の商品をパクる韓国は中国を批判できない?韓国議員が規定整備を訴え=ネットには反発の声「日本だって…」』(10/15)で、以下に引用します。
◇
2021年10月14日、韓国・ニュース1によると、食品業界で「パクリ商品」の開発が慣行化されていることに、韓国の議員から懸念の声が挙がった。
記事によると、韓国最大野党「国民の力」の安炳吉(アン・ビョンギル)議員は同日、韓国農水産食品流通公社(aT)と韓国食品産業クラスター振興院を対象とする国政監査で「パクリ商品」に言及した。
安議員は、韓国の菓子メーカー「オリオン」が2017年に発売した商品「コブクチップ」について「(オリオンは)発売当初『開発に8年かかった』と明らかにしたが、消費者の多くが見た目だけでなく味もヤマザキビスケットの商品『エアリアル』に酷似していると評価している」と指摘した。オリオンが開発を始めたとする8年前の2009年は、ヤマザキビスケットがエアリアルを発売した年だという。
一方で、安議員は「海外ではパクリ商品により韓国製品が売上減少などの被害を受けている」とも指摘。中国の菓子・飲料メーカー「達利食品」が発売したチョコパイについて、「オリオンの代表商品であるチョコパイに見た目がそっくりで、高いコストパフォーマンスと優れたマーケティング戦略でオリオンの地位を脅かしている」と説明した。
その上で安議員は「韓国政府やaT、韓国食品産業クラスター振興院だけでなく、食品業界もパクリ商品問題をあまりに軽く考えている」と指摘し、「対策が急がれる」と主張。「韓国の食品企業が製品を輸出する際、外国のパクリ商品により被害を受ける事例が持続的に発生している」とし、「『闇夜に目あり』という言葉があるように、韓国の食品が世界中で法の保護を受けられるためにはまず第一段階として韓国内の規定を整備するべきだ」と強調したという。
これに韓国のネットユーザーからは「安議員は日本のために働いているの?」「見た目はともかく、味をそのまま再現することは不可能じゃない?」「日本にだってオリジナルなものはない。全て米国や欧州のパクリでしょ」など反発の声が相次いでいる。
一方で「韓国が日本のものをパクって成長したのは誰もが知る事実。日本から導入した法律も、日本ではどんどん改正されているのに韓国は今もそのまま使っているケースが多い。認めるべきものを認めないと韓国は発展できないよ」「日本で10年暮らして韓国に帰国したとき本当に驚いた。ほとんど全て日本のまねだったから。特にテレビ番組は深刻」「韓国に中国を批判する資格はないね」などと指摘する声も寄せられている。
◇
安議員や、記事の最後に紹介されている韓国人たちは、いわゆる「パクリ」は違反行為だし、韓国の恥のような感覚を持っているようですが、「青字」の部分が一般の韓国人の感覚でしょう。
この2例のうち、後のRecord Chinaの記事は中国人の記述で、中国からも同様に思われているのですね。「韓国に中国を批判する資格はないね」と言うのが本音でしょう。しかし「中国も韓国を批判する資格はない」と思うのですが。
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