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2021年10月19日 (火)

党内で嫌われる小泉進次郎氏、要因はその「物言い」

20_20211019101801  「親の七光り」という言葉があります。会社経営や芸能の世界に多く見られますが、政治の世界もまた然りです。小泉進次郎氏、親にかの有名な小泉純一郎元総理大臣を持ち、同じ地盤を受け継いで衆議院で当選を重ね、今や自民党の若手のホープと言われるようになりました。環境大臣など閣僚も経験しています。

 ただこの小泉氏、党内で抜群の信頼を得るには至っていません。むしろ眉をひそめる議員もいるようです。そのあたりの概要を、NEWSポストセブンの記事から引用します。タイトルは『小泉進次郎氏の「万歳三唱批判」に自民党関係者は「またか」の声』(10/18)です。

 衆議院が解散し、事実上選挙戦に突入した最初の週末である10月16日、応援のため兵庫県入りした小泉進次郎氏が永田町の風習に異を唱えた。衆院議長が解散を宣言した後に、本会議場で万歳三唱をする慣例を批判したのだ。

「みなさん、万歳三唱をみましたか。解散のときにみんな、万歳を言うんです。なんで言うんですか? 国民のみなさんに大声を出すのをやめましょうと言っているじゃないですか。本会議場でなぜ、大声でばんざーいって言っているんですか」(日刊スポーツ10月16日付)

 10月17日付日経新聞朝刊のコラムでは、コロナ以前から進次郎氏が「なんで万歳するんですか、わかりませんよね。だからしないんです」と疑問を呈していたことから、「惰性や前例主義の壁をどうぶち破るか」が課題だと紹介された。しかし、自民党関係者は、「いかにも進次郎氏らしい発言」だと呆れながら首を傾げた。

「進次郎氏の発言はいつもそうです。レジ袋を有料化する際にも『辞退するのが当たり前の社会にしたい』と言ってレジ袋を欲しがる人=悪のイメージを植えつけました。自分の改革に賛同する人は未来志向、反対する人は守旧派だと見せたいのでしょう。たしかに万歳三唱は合理的でないかもしれませんが、この言い方では万歳している人たちにとって、『自分らがバカみたいと言いたいのか』と不満が出てしまう。正直『またか』という感じですね」

 進次郎氏のこうした物言いが、党内での立場を悪くしているのは間違いない。河野太郎氏を担いで負けた9月の総裁選では、安倍晋三氏が実質オーナーを務める細田派を念頭に「最大派閥の方から高市(早苗)さんと岸田(文雄)さんを支持すると発言があったと聞き及んでいる。これは言い換えれば河野太郎は絶対だめだということ。そのこと1点をもってしても誰が自民党、日本を変えられる新しいリーダーかは明らかだ」と発言して党内の不興を買った。前出の自民党関係者が続ける。

「この進次郎氏の発言には、自らの考えで高市氏や岸田氏を支持していた若手議員からも『我々がすべて派閥の論理で動いていると決めつけないでほしい』と不満の声が上がりました。総裁選後、進次郎氏は冷や飯を食わされることになりましたが、党内ではあまり同情の声は聞こえません。

 対照的に、進次郞氏の盟友だった福田達夫氏は、今回の総裁選で若手議員を束ね、派閥に囚われない投票行動を呼びかける『党風一新の会』を率いました。最後は岸田氏支持を表明したものの決してその考えをメンバーに押しつけることはなかった。その言動は若手議員の信頼を得て、今や若手のリーダーは完全に進次郎氏から福田氏にシフトした印象です」

 そうした進次郎氏の言動には、父・純一郎氏からの影響が見て取れる。しかし、それは純一郎氏の過去を知らないからではないかと、ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「たしかに純一郎氏は、『古い自民党をぶっ壊す』『郵政改革に反対するのは抵抗勢力だ』と次々に敵をつくることで支持を得ました。しかし、それは首相になって以降の話で、それ以前の純一郎氏は、異端児ではありましたが厚生大臣、郵政大臣などを歴任してしっかり実績を積み重ねていた。それだけのキャリアを重ねたからこそ、強いメッセージに説得力が生まれた。今の進次郎氏は、その下積みがないままにお父さんのイメージをうわべだけなぞっているようにしか見えません」

 冷や飯生活の今こそ、地道に実績を積み重ねる好機かもしれない。

 ◇

 確かに解散時の「万歳三唱」には多少の違和感はあります。どちらかというとやめた方がいいでしょう。ただ問題はそうではなく、進次郎氏の他の発言と併せて考えた場合のことのようです。記事中にもあるように自分の発言に賛同する人は「未来志向」、反対の橘人は「守旧派」と、決めつけたような言い方をすることに、違和感を持つ人が多いのでしょう。

 私も以前から彼の発言は「軽い」と思っていましたが、この「決めつけ」の部分が加わると、さすがに一段低い評価とならざるを得ません。もう少し自分を磨いて出直した方がいいでしょう。対照的に同じ「親の七光り」の恩恵を受けている、福田達夫氏はいわゆる「おとな」の対応をして、総務会長に抜擢されました。

 一方進次郎氏の父、小泉純一郎氏は首相時代一貫して「靖国参拝」を繰り返し、中韓の非難にも毅然と対応した実績は高く評価したいと思いますが、近年の「脱原発」の主張には、頭がおかしくなったのかと正直落胆しました。もうかなり前に政界を引退したのですから、静かな老後を過ごしてもらいたいものです。

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