高市早苗政調会長:“怒涛の選挙遊説”
衆議院選挙が19日公示され、各陣営が全国で熱戦を広げています。自民党も単独過半数を目指し、公認候補者は必死に戦っていますが、野党協力もその効果がでつつあり、結果がどう出るか予断を許しません。メディアによって、その予測には少し違いが出ているようです。
ところで自民党の新政調会長に就いた高市早苗氏、各地を遊説し存在感を示しています。それについて夕刊フジが報じた記事を引用します。タイトルは『高市早苗政調会長“怒涛の選挙遊説” 「党内屈指の保守派」として知名度…北ミサイルにも毅然コメント 夕刊フジ記者が公示日に密着 』(10/20)で、以下に掲載します。
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自民党の高市早苗政調会長が、衆院選(31日投開票)でも強い存在感を発揮している。総裁選で「党内屈指の保守派」として知名度を高め、全国の選挙区から応援依頼が殺到しているのだ。公示日の19日は、東京や埼玉の選挙区を駆け回り、多くの聴衆が押し寄せた。怒濤(どとう)の1日に密着した。 (報道部・松村友二)
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「北朝鮮が今朝、ミサイルらしきものを(日本海に)発射しました。官邸も防衛省も大変な状況です。日本の周りに存在するリスクに、しっかりと対処しなければ、私たちの命も暮らしも守れません」
高市氏は19日午前11時すぎ、雨のあがったJR綾瀬駅東口(東京都足立区)でマイクを握り、100人以上の聴衆に向かって、国民の生命と財産を守り抜く覚悟を訴えた。
聴衆からは、「そうだー」「頑張れー!」などと声が飛んだ。
高市氏は7日に、千葉県北西部を震源とする地震があり、東京23区でも震度5強の強い揺れを観測したことから、国土強靱(きょうじん)化の重要性も説明し、自らを「日本を守る高市早苗」と訴えた。
演説後には、集まった有権者らとの肘タッチや写真撮影に応じた。
記者が合間に意気込みを聞くと、こう語った。
「今日から選挙戦スタートです。12日間、全国を駆け回ります。1人でも多くの同志を勝たせたい」「ただ、(応援演説で地元入りできず)自分の選挙区がすごく心配」
高市氏は同日昼すぎ、東武スカイツリーラインの獨協大学前駅西口(埼玉県草加市)に姿を見せた。到着に気付いた聴衆の多くがカメラを向ける人気ぶりで、200人以上が演説に注目した。
「『いの一番(に駆け付けてくれた)』って紹介されたんやけど、2番目(=この日の2カ所目)」と、コテコテの関西弁で話すと、その気さくさに会場は大盛り上がり。
そのうえで、新型コロナウイルスの反省点として、日本のサプライチェーンの脆弱(ぜいじゃく)性を指摘し、「昨年1月時点で、マスクの7割は中国から輸入していた。注射器や人工呼吸器など(も不足した)。生活、医療、産業に必要な物資を、国内で調達できる態勢を作っていく。これが力強い日本を作る第一歩です」と訴えた。
野党共闘について、「立憲民主党と共産党が組んだが、旧民主党政権の『内政と外交の混乱』を繰り返してはいけない」と語ると、この日一番の拍手喝采を浴びた。
演説後には、人だかりができ、記念撮影だけでなく、即席のサイン会まで行われた。人々からは「高市さん見れたー」「写真撮れたー」といった声が聞かれた。
その後、JR桶川駅前(埼玉県桶川市)での応援演説を挟んで、同日午後5時すぎには、東京都江戸川区で、自民党候補の出陣式に参加した。
同区は、区域の7割以上が「海抜0メートル」のため、高市氏は防災に財源を充てる重要性を語った。
さらに、小松菜の発祥地であることを挙げ、農林水産技術の海外展開が投資になると訴えた。
すっかり、「選挙の顔」となった高市氏。6時間ほどで約100キロを移動した公示日だった。
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高市早苗氏についてはこのブログでも再三取り上げていますが、経済強靱化計画と銘打って、経済成長と安全保障に力点を置き、野党がさんざん強調する分配についても、その原資を強い経済がなければ調達できない、当たり前のところに政策の原点を置いているところに強く共感します。
新型コロナウィルス感染症という未曾有の疫病のため、デジタル化の遅れなど様々な日本の弱点が顔を出し、感染拡大を招いてしまった責任をつかれて、今回の選挙では与党はかなり守勢に立たされてしまいましたが、是非過半数を確保し、少しでも上積みがはかれるよう、頑張って欲しいと思います。
野党はコロナの感染拡大を政府の責任にしていますが、もし野党が政権を担っていたら、もっとひどいことになっていたと思いますね。今後とも今の野党には任せられない。これははっきり言えると思います。なぜなら彼等からは「政権批判」の声しか聞かれず、一体この日本をどうしていくのか具体的な政策が見えないからです。そこには安倍元総理がかつて指摘した「悪夢」しか見えません。
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