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2021年12月20日 (月)

非民主国家中国が自画自賛する「中国の民主」白書、その驚きの中身とは

I_src_025239806  習近平中国は12月4日に『中国の民主』白書と言うものを発表しました。t共産党一党独裁国家が「民主」?と首をかしげたくなりますが、その主張は何処にあるのでしょうか。

 現代ビジネスの編集次長、近藤大介氏が『北京のランダム・ウォーカー』と言う連載コラムの、600回目の節目に寄稿したコラムから、その内容を引用します。タイトルは『非民主国家中国が自画自賛する「中国の民主」白書、その驚きの中身【全要約】』(12/14)です。

 ◇

『中国の民主』白書とは何か

アメリカのジョー・バイデン大統領が12月9日と10日に、約110ヵ国・地域を招いて主催した「民主サミット」に対抗するため、中国国務院新聞弁公室が12月4日、『中国の民主』白書を発表した。A4用紙18枚にわたって、「中国の民主」を、これでもかというほどに自画自賛している。

最大のポイントは、「中国は非民主国家である」と主張するアメリカに対して、「民主の形態は多様であり、中国は中国式民主を実践している」と反論している点にある。つまり、「民主か民主でないか」ではなく、「アメリカ式民主か中国式民主か」ということに論点を置き換えているのである。

以下、『中国の民主』白書の着目すべき主張を、箇条書きにする。ごく一部を訳してもかなり長文になるが、感動してもらっても、驚いてもらっても、呆れてもらっても、笑ってもらっても構わない。「ザ・チャイニーズ・デモクラシー」の世界へようこそ、である。

【前言】

・民主は全人類の共同の価値であり、中国共産党と中国人民が、終始たゆまず堅持している重要な理念である。

・今年は中国共産党成立100周年である。100年前に誕生した時から、中国人民の光復を図り、中華民族の復興確立を、自己の初心であり使命であるとしてきた。そして人民が主人となることが実現するよう、たゆまぬ探索と奮闘を行ってきた。

・中国の民主は人民の民主であり、人民が主人となることは、中国の民主の本質であり核心である。

・民主は装飾品ではなく、立てかけておくものでもない。そうではなくて、人民が必要とする問題を解決してやるべきものである。

・一つの国が民主的かそうでないか、カギとなるのは、本当に人民が主人となっているかどうか、人民に投票権があるかどうか、さらに人民が広範な参与権を持っているかどうかを見るべきだ。人民が選挙の過程で得た何かの口頭の公約を見て、さらにそれらが選挙後にどれだけ実現しているかを見るべきだ。

・民主は各国人民の権利であり、少数の国家の特許ではない。一国が民主的かどうかは、その国の人民が評するものであり、外部の少数の人が指さして評するものであってはならない。

・単一の尺度でもって、世界の豊富多彩な政治制度を量ること、また単調な視点で人類の五彩紛々たる政治文明を鑑定すること、そうした行為自体が民主的ではない。

・民主は多様であり、世界は多彩である。世界の文明は百花繚乱で、中国の民主の花は絢爛百放だ。

  1. 中国共産党が指導し、人民が実現する全過程の人民民主

・(1911年の)辛亥革命後、中国は議会制や多党制、大統領制など、西洋の政治制度をいろいろと模倣し、試してみたが、すべて失敗に終わった。

・1921年に中国共産党が成立し、中国の民主の光が灯った。新民主主義革命の時期、党は民主を獲得しようと人民を指導し、圧迫への反抗と剥奪のため艱難辛苦の闘争を行い、新民主主義革命の勝利を獲得した。新中国を成立させ、中国は数千年の封建専制政治から、人民民主の偉大な飛躍を実現したのだ。中国人民はこの時から起ち上がった。中国の民主の発展は新次元に入り、人民が主人となることは夢から現実に変わったのだ。

・改革開放と社会主義現代化建設の新たな時期、党が人民を指導し、揺らぐことのない社会主義民主法治建設を推進した。中国の特色ある社会主義政治の発展の道を堅持し、党による指導と人民が主人となること、それらと法治を有機的に統一させた。

・(習近平政権になって)全面的に民主選挙、民主協商、民主政策決定、民主管理、民主監督を推進してきた。選挙の民主と協商の民主を協同して推進し、人民の法による秩序だった政治参与は不断に拡大し、人民の民主的生活は豊富多彩になった。

・党は団結して人民を率い、新型コロナウイルスの拡散防止に重要な戦略的成果をもたらし、絶対貧困問題に歴史的な解決を与え、全面的に小康社会(そこそこ豊かな社会)を実現した。一連の重大なリスクを解決し、社会主義現代化国家の新たな道のりを全面的に切り開き、人民全体を共同富裕の邁進に向かわせ、人民民主の全行程にわたって、中華の大地に生気みなぎる強大な生命力を与えた。中国人民の民主にさらなる確固とした自信を与え、中国の民主の道をはますます広げていった。

・人民民主の全行程は、中国共産党が人民を団結して率いて民主を追求し、民主を発展させ、民主の偉大な創造を実現するものである。また、党が不断に中国の民主理論、制度、実践の創造を推進してきた経験の結晶である。中国共産党の奮闘史は、人民を団結して率い、探索、形成、発展させてきた全行程の人民民主の奮闘史である。

・全行程の人民民主は、十分に社会主義国家の性質を表している。中国の国情に合致し、人民の心からの擁護を得ており、濃厚な現実を基礎として幅広い発展の前景を有している。

・全行程の人民民主は、960万㎢の土地、14億以上の人民、56の民族の民主システムをカバーし、最も広大な人民の広範な持続的参与を実現した。

・中国共産党は常に、人民中心、人民の主体的地位、真の人民のための執政、人民に寄り添った執政を堅持してきた。党内民主を堅持し、民主選挙、民主的政策決定、民主的管理、民主的監督を実行し、人民民主の発展を帯同し、促進してきた。そうして党と国家の指導権の掌握が、マルクス主義、党、人民の手中に忠実に確保されるようにしてきた。

  1. 科学的で有効な制度の配置を有する

・中国は労働者階級が指導する労働者と農民の連盟が基礎となった人民民主専制の社会主義国家である。人民民主専制が、中国の国家の根本的な性質を体現している。

・中国は民主と専制の有機的な統一を堅持し、人民が主人となることを保証した。一方で、人民民主専制の中の「民主」を終始堅持する。もう一方で、人民民主専制の中の「専制」を終始堅持する。民主と専制は矛盾せず、どちらも人民が主人であることを保証するためのものだ。ごく少数に打撃を与えることは大多数を保護するためであり、専制を実行することは民主を実現するためである。

・人民代表大会は十分に人民の声を反映している。全国には人民代表大会の代表が262万人いる。毎年の全国人民代表大会の会議場では、3000人近い全国代表大会代表たちが、国家発展の大計をともに話し合い、民生のホットな問題をともに議論する。

・中国共産党は執政党であり、8つの民主党派は中国共産党の指導を受け、中国共産党と親密に連携する参政党である。8つの民主党派は中国共産党のよき参謀、よき助言者、よき同僚である。

・中国には反対党や野党はない。中国は一党専制ではなく、多党競争や輪番執政でもない。共産党が指導し、多党派が協力する。共産党が執政し、多党派が参政するのだ。

・中国人民政治協商会議は、中国共産党が指導する多党協力と政治協商制度を実行する重要な機構である。

・全国政協全体会議と全国人民代表大会会議は毎年同時期(3月)に開かれる。政協委員は政協の問題を討論するだけでなく、全国人民代表大会会議に列席し、関係法律の改正や「一府両院」の活動報告などの討論に参加する。このような制度の配置は、一人ひとりに責任を持たせ、政府の活動を監督することを真に実現し、中国の特色ある「両会」(二つの会議)式民主を形成している。

・中国人民政治協商会議は中国人民の愛国統一戦線の組織である。全国政協は34の業界別に設置されている。全国政協第13期第一回会議(2018年3月)の委員は計2100人あまりであり、その中で非共産党員が60.2%を占める。

・中国は統一した多民族国家である。中国の民族地域の自治は、国家統一の指導のもとでの自治である。各民族の自治の地方はすべて、中国の不可分の一部である。民族自治の地方の自治機関はすべて、中央政府の指導のもとでの一地方政権であり、すべて中央の統一的な指導に服従しなければならない。

・155の民族自治地方の人民代表大会常務委員会の中で、地域の自治民族の公民が、主任もしくは副主任を担任している。

・中国は人口が多く、地域も広く、下級レベルの政治の差異が大きい。中国は村民自治制度、居民自治制度、職工代表大会制度を実行し、主要な下級の人々の自治制度となっている。

・2020年末現在で、50・3万の行政村がすべて村民委員会を持っていて、11・2万の社区(社会地域)がすべて居民委員会を持っている。

・企業事業体の職工は法により民主の権利を行使している。企業事業体は職工代表大会をもって、基本的な形式の民主管理制度を作っている。

・企業工会委員会(労働組合)は職工代表大会の活動機構であり、現時点で中国に280.9万の下級の工会組織(労組)があり、655.1万社の企業事業体をカバーしている。

  1. 具体的で現実的な民主を実践している

・中国の人民民主の発展の全道のりは、すでにある整備された制度の道のりであり、参与実践である。人民民主の全道のりは、選挙民主と協商民主が結合してできたものである。民主選挙、民主協商、民主政策決定、民主管理、民主監督を貫通させたものである。

・中国の選挙は広範で、国家機構の選挙、村(居)民委員会の選挙、企業事業体の職工代表大会の選挙などがある。

・国家機構の選挙は、全国人民代表大会と地方各クラスの人民代表大会の選挙を指し、各クラスの人民代表選挙は各クラスの国家機関の指導者を選挙する。

・中国では満18歳以上で中華人民共和国の国籍を有し、法によって政治的権利を剥奪されていない公民は、すべて選挙権と被選挙権を有する。

・全国人民代表大会から郷クラスの人民代表大会まで、5つのクラスの人民代表大会の代表は、すべて民主的な選挙によって生まれ、毎期の任期は5年である。

・中国の民主選挙は中国の国情に合致していて、中国の発展段階にふさわしいもの、経済社会の発展に沿って促進していくものになっている。数十年来、中国は適宜、選挙法を改正しており、全国人民代表大会の代表を選挙する際の農村と都市部の代表人口比は、新中国成立初期の8:1から、1995年の4:1、2010年の1:1へと、農村と都市部の人口に合わせた平等な選挙を逐次、実現してきた。

・現在、全国の工会(労働組合)がある企業の中で、職工代表大会のある企業は314.4万社あり、うち非公有制(民営)企業が293.8万社、93.4%を占めている。

・2021年11月までで、各級の民生部門に登記した社会組織は90万を超えており、うち全国的な社会組織が2284ある。多様な形式の社会組織は、人民民主管理の重要な分野となっている。

・中国では権力の乱用、権力を私的に行使する問題を解決し、いわゆる政権交代と三権分立を不可能にするため、科学的で民主的な監督を行っている。民主の監督、行政の監督、監察の監督、司法の監督、審計の監督、財会の監督、統計の監督、群衆の監督、世論の監督である。

  1. 広範で真実の民主の適用

・中国は公有制を主体とし、多種の所有制経済が共同で発展していくことを実行している。また労働による分配を主体とし、多種の分配方式を併存させている。そのような社会主義市場経済など社会主義の基本経済制度を実行している。

・中国においては、人民は法によって選挙権と被選挙権を有し、国家及び社会事務に対する情報を知る権利、参与権、遺志を表示する権利、監督権を有する。いかなる国家機関及び国家の活動人員に批判と建議を提出する権利を有し、言論・出版・集会・結社・デモ行進・示威・宗教信仰などの自由を有する。

・中国では、人民は十分に尊重され、有効な保障を得る。人民の幸福な生活は最大の人権である。中国経済は長期的に安定した高速発展を保持し、人民の生活は著しく改善された。

・中国は世界最大規模の社会保障システムを構築しており、基本医療保険は13億人以上をカバーし、基本養老(年金)保険は10億人以上をカバーしている。

・中国は全面的に小康社会(そこそこ豊かな社会)を実現し、14億人以上いる中国人民は絶対貧困を徹底的に拭い去り、いままさに共同富裕に向かって邁進している。中国人民の獲得感、幸福感、安全感は不断に上昇している。

・民主と国家管理は緊密に結びついている。民主の発展と国家管理の現代化は相伴相生、相互作用、相互促進の関係にある。よき民主とは必ずや善政の実現であり、国家発展の促進である。

・中国の民主は、人民の主体的地位が十分に表れている。人民が主人であるという意識が極大に増強され、人民はすでに民主の参与者であり、受益者でもある。

・中国の民主は常に、中国人民の利益を第一に置いている。国家の独立と自首を効果的に維持、保護し、国家の主権、安全、発展する権利を効果的に維持、保護し、中国人民と中華民族の福祉を効果的に維持、保護している。

・民主は人類の社会進歩の産物であり、道しるべである。民主を発展させるには、社会を自由、平等、公正、文明的、団結、和諧の方向に前進させていかねばならない。よき民主にするには、社会の共通認識を結実させるべきであり、社会の亀裂と衝突を造成させてはならない。

・中国の国情は複雑で、統治する困難さにおいては、他に例を見ない。中国の人民民主は、各方面の意志と利益の協調的な統一を実現させたものである。

・中国人民は数千年の歴史を経て、個人の自由を最大限に発展させ、思想を自由に表現できるようになった。

・都市部では毎日1.6万社の企業が誕生し、10億人のインターネット愛好者が新た―ネットを通じて天下の重要事項を知り、交流を進め、自己の観点を表現している。中国社会は自由で開放されたが、常に社会の団結と和諧、安定と秩序を保持している。人民民主はすでに中国社会の進歩推進の器であり、中国社会の進歩の潤滑油である。

・権力は『諸刃の刀』である。権力は効果的な制約と監督の下にあって、初めて民主を実現し、人民に福をもたらす。権力が制約を失い、恣意的になれば、必然的に民主は破壊され、人民に危害を及ぼす。

・(中国は)引き続き、法治国家、法治執政、法治行政を推進し、法による権力設定、権力規範、権力制約、権力監督を設定し、権力を陽光のもとで運行させていく。

・(中国は)幹部の任期制を普遍的に実行し、国家機関と指導層の秩序ある交代を実現させてきた。指導幹部、特に高位の指導幹部の管理を強化し、規範活動と生活待遇を厳格化し、特権階級の形成を固く防止している。

・腐敗に決然と反対し、懲罰している。腐敗は人民民主の大敵である。反腐敗は禁止区域なし、全カバー、ゼロ容認を堅持する。堅忍不抜の精神で「トラ(大幹部)を打ち、ハエ(小役人)を叩き、キツネ(中堅幹部)を狩る」。

・データが示しているが、最近の中国人民の中国政府に対する満足度は、毎年90%以上を保持している。

  1. 豊富な人類の政治文明の形態

・20世紀以降、波乱万丈の民主化の大波の中で、ある国は停滞し前進せず、ある国は動乱に陥り、ある国は分裂の曲折となった。現在の世界は、すでに「民主過剰」「民主超速」に直面し、「民主赤字」「民主失色」ともなっている。

・民主はどうなってしまったのか? 民主はいまだ使えるのか? こうした「民主の問い」に答え、「民主の迷い」を清めていくことが、世界の平和的発展と人類文明の未来を呼びおこすのだ。

・中国の民主は、選択、探索、実践及び発展の辛苦の過程を経験してきた。

・中国の現代化は、西洋の旧道を歩くことではなく、中国式の現代化の道路を創造することだった。西洋の民主モデルを見よう見まねではなく、中国式民主を創造したのだ。世界人口の5分の1近くを占める14億人以上の中国人民は、真に人民が主人となることを実現し、広範な自由と権利を享受し、発展途上国に民主を発展させる信頼を振りかざし、人類の民主事業の発展のために新たな道を探り当てたのだ。これは中国の人類の政治文明に対する重要な貢献であり、人類社会の巨大な進歩である。

・人民が主人となることは、中国の民主の初心である。中国の民主は不断に前進していく。

・民主は多様であり、民主を実現する道のりはただ一本ではない。各国の歴史文化は異なり、現実と国情は異なり、民主の形式と選択も必然的に異なる。

・中国の民主は必ずや中国の特長に合わせ、中国の実際の設計と発展に合わせ、国情に合った民主発展の道を歩んでいく。それが中国の民主発展の一本の基本経験である。

・中国の民主の発展は終始、多大な人口、脆弱な基盤、薄い底という基本的な国情に立っている。民主と発展の関係を正確に把握し、常に発展を第一の要務としている。

・世界には完全に同じ政治制度というものは存在しないし、すべての国家に適用できる政治制度モデルというものも存在しない。

・外部が干渉するいわゆる「民主改造」は、害あって益なしである。

・中国は中国の「民主モデル」を輸出する気はない。同時にいかなる外部勢力が中国の制度モデルを改変しようと企図することも、絶対に受け入れない。中国は各国が自主的にその国の民主発展の道を選択することを強く支持する。そして外部勢力が「民主」の口実を設けて他国の内政に干渉することに反対する。

・民主とは国内にあっては人民が主人となることの体現であり、国家間においては、国際関係の民主化を体現することである。自己の尺度で他国を批評し、ひいては革命を通して武器を使用し、他国に自己の政治制度や民主モデルを押しつけることは、それ自体が反民主的である。

・中国は民主の忠実な追求者であり、積極的な推進者、模範的な実践者である。自国で積極的に人民民主を発展させるだけでなく、国際的にも国際関係の民主化の推進に大きな力を注いできた。

・中国は「一帯一路」の深く実のある道をともに推進し、他国との交流協力を強化し、ともに発展する機会を受けてきた。「一帯一路」は広く歓迎された国際公共産品となっている。

・現在の世界は、民主平等、公平正義の実現にはほど遠い。少数の国家は国際公理を無視し、国際準則を踏み外し、国定的な民意に背いている。公然と他国の主権を侵犯し、他国の内政に干渉し、大が小を欺き、強きをたのみに弱きをいじめ、「地球村」を弱肉強食の原生林にしてしまう。

・民主の実現は、多くの方式があり、千篇一律というのは不可能だ。人類の民主事業の真の障害は、民主モデルの違いにあるのではなく、他国に民主を傲慢に、偏見と敵視をもって押しつけ、自国の民主モデルを強化していこうとする「唯我独尊」にある。人類の政治文明は百花園に絢爛多彩に咲いているのであり、まさに異なる文明がおのおの千秋なのだ。

・「一人一票」は民主の一形式であって、絶対に民主の唯一かつすべての形式というわけではない。長きにわたって、民主の本来の意味が少数の国家によって、異化歪曲されてきた。「一人一票」は、政党が競争するなどの西洋の選挙制度であるのに、まるで民主の唯一の標準であるかのように(話が)包み込まれてしまっている。

・少数の国家は、民主を政治の道具にして、自国と同じなら正しい、同じでないなら過ちであるという覇権的な思考を持っている。そして民主の名義のもと、他国の内政に干渉し、主権を侵犯し、自身の政治目的のために服務している。民主の旗印のもとに世界を対抗と分裂の方向に煽動し、国際的な緊張局面を演出し、世界の混乱の発生源となっている。

・中国共産党は引き続き、各国の政党や政治組織とともに、交流を深め、強く互いを鑑とし、人類社会の発展進歩に共同で促進していく

まずは相手を知ることから

【結語】

・民主に最良のものはなく、さらによいものがあるだけだ。人類の民主への探索と実践は、永遠に止むことがない。

・中国の民主の発展は、著しい成果を得た。同時に、現代化建設の新たな要求と、人民の民主に対する新たな期待の間で、中国の民主はまだまだ不断の発展の改善が必要だ。社会主義現代化国家の全面的な建設という新たな道のりにおいて、中国共産党は引き続き人民民主の御旗を高く掲げ、人民を中心とした発展思想を常に堅持しながら、人民民主の全道のりを固く推進していく。不断に人々の全面的な発展を推進し、全体的な人民の共同富裕の中に民主の新たな発展を実現し、民主の樹木に深く葉を茂らせ、永遠の緑を築いていく。

***

以上である。改めて言うが、驚いてもらっても、呆れてもらっても、笑ってもらっても構わない。日本とは明らかに異質の「ザ・チャイニーズ・デモクラシー」の世界を知ることが、まずもって重要だと思うのである。

相手を知ることによって初めて、相手と健全な議論ができ、日本の立ち位置も定められるというものだ。

 ◇

 確かにこれは、相手を知る一つの道しるべにはなるでしょう。ただ「壮大な自己正当化と他国批判が語られている、独りよがりの論文」という感じが強くします。皆さんはどうお感じになったでしょうか。驚いたでしょうか、呆れた果てたでしょうか、それとも笑いが止まらなかったでしょうか。

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