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2022年1月16日 (日)

国民民主党と都民ファーストの会、合流を視野に連携へ

K10013390151_2112152115_2112152142_01_02   前回の衆議院選で、日本維新の会と共に野党では議席を伸ばした国民民主党。ただ維新の41議席に対し、国民民主は11議席と4分の1にしか過ぎません。そしてこの夏の参議院選では、12人のうち7人が改選となり、かなりの苦戦が予想されます。

 そこで小池百合子東京知事率いる、都民ファーストの会と連携を深めようとしています。大阪の維新に対し東京の国民民主を狙っているのでしょうか。もちろん大阪に集中する日本維新の会より、国民民主の方が全国的ではありますが、何しろ党勢は弱い。そこで小池都知事の人気に乗って、比例票を増やしたいというのが本音のようです。

 そのあたりの動静をNEWSポストセブンの記事(ジャーナリスト藤本順一の政治コラム「永田町ワイドショー」)から拾ってみます。タイトルは『国民民主党と都民ファーストの会、合流へ 近く正式発表』(1/13)で、以下に引用します。

 ◇

 1月13日、国民民主党は、小池百合子・東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会(都ファ)」との合同勉強会を開催した。玉木雄一郎・代表が、かねてより近い関係にある小池百合子・都知事との合流に向けて本格調整に入るなか、すでに国民民主党執行役員会の了解を得ており、週明け17、18両日には、党所属議員、地方議員に報告。今月中には都ファの荒木ちはる代表との共同記者会見に臨み、両党の合流を正式発表する予定であることが国民民主党関係者からの独自取材で分かった。国民民主党関係者が語る。

「都民ファに所属している都議と区議は国民民主に入党する形となりますが、一方で都民ファ政党そのものは、大阪維新の会のような独立した地域政党として存続させる方向で調整しています。小池都知事は最高顧問に就任するとみられています」

 国民民主と都民ファ両党の合流は、2021年12月15日に行なわれた玉木、小池会談で本格的に動き出した。翌16日の記者会見で玉木氏は、コロナ対策について問われた際、「国政では我々、国民民主党、都政では都民ファが連携して、より徹底した対策を求めていく」と述べていたが、この発言は2022年夏の参院選に向けた両党連携への意欲を暗に示したものだった。

 玉木、小池両氏の関係は、2017年に起こった玉木氏が所属していた民進党と小池氏が立ち上げた「希望の党」の合流、分裂騒動にまで遡る。2017年夏の衆院選で希望の党が惨敗した際には、小池氏は責任を取って代表辞任しその後継は玉木氏となった。今回も小池氏が都民ファを玉木氏に託す形の合流だ。

 その背景にあるのは、陰りが見える小池氏の政治力と健康問題だった。2021年10月の衆院選で独自候補の擁立に動いた都ファの国政進出は頓挫し、2022年夏の参院選を占う試金石とされた東京都の東久留米市長選(12月26日投開票)では、都ファ推薦の候補が自公候補に大差の敗北を喫した。

 また都庁関係者によれば、「小池氏は2021年の6月と10月に『過度の疲労』を理由に入院しましたが、政務復帰後も体調は不安定で国政復帰に踏み出せないようです」という。

 一方、地方組織が脆弱な国民民主にこれを拒む理由はない。来夏の参院選に向けて、大票田の東京選挙区での得票増に直結する都ファとの早期合流は、第3極野党としての足場固めに必須だからだ。

「今夏の参院選で国民民主の改選議席は7議席(2016年選挙)で、このうち比例は4議席です。2021年の衆院選の比例での獲得票数は260万票で、参院選で議席を積み増すには最低でもプラス150万票が必要でしたが、都ファとの合流で目処がつきました。それに独自候補の擁立や他党との候補者一本化調整の選択肢が広がります」(前出・国民民主党関係者)

 参院選は7月10日投開票の方向で調整されている。玉木氏は9日に放送されたNHK番組「日曜討論」に出演した際、都ファとの連携について「政策的な一致の先に選挙協力できるのであれば、それは排除するものではない。先頭に立って日本を改革していく勢力の結集、またその拡大を進めていきたい」と述べていた。

 風雲急を告げる国民民主、都民ファーストの会の合流劇である。

 ◇

 「希望の党」の立ち上げの時は、小池都知事の「排除」の一言で、多数の議員が党を離れ、枝野氏の「立憲民主党」立ち上げの一因となり、「希望の党」はそれこそ希望を失うような惨敗を喫したのでした。

 今回はその轍を踏まないように、事前のすりあわせを十分するといった配慮を重ねているようです。いずれにせよ、立憲民主党や共産党などの、社会主義政党とは別の、中道野党が力を持つことは歓迎したいですね。前向きで有意義な議論が日常となる、本来の国会の姿を実現してほしいものです。


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