同じ韓国人でも強烈すぎる違和感、韓国内の「言論の不自由さと事実無根の日本批判」
韓国は一人あたりGDPで数年前から日本を超えています。日本では失われた30年の間、GDPは殆ど横ばい、従って一人あたりGDPも横ばいでした。企業所得は増えても一人あたり賃金も横ばい。その分投資に回ったかと言えば海外投資は増えても国内投資はむしろ減少。国内経済の弱体化が進んでいます。何とかしなければ、と思うのは国を愛する我々には当然のことでしょう。
一方日本を超えたという韓国。ここに『いまや韓国は「先進国になった」、「日本を超えた」と息巻いているが、エリートたちの実情を目の当たりにすると、果たしてそうだろうかと強烈な違和感を抱かざるを得ない。』、と言う韓国人がいます。在韓国コンサルタントの豊璋氏で、現代ビジネスに氏の体験を寄稿していますので引用します。タイトルは『「在日3世」の私が、韓国に移り住んでわかった「韓国は日本を超えた」発言への“強烈すぎる違和感”』で、以下に掲載します。
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「在日3世」の著者が、韓国に移り住んでから驚いたのは韓国の大手新聞社の記者たちと話をしていたときのことだったという。大手新聞社の若手記者といえば有名大学卒で、韓国ではエリートである。それにもかかわらず、彼らは「日韓問題」「慰安婦」「徴用」「竹島」などの話題になると、史実をないがしろにした日本批判のオンパレードを語り出したりするのだ。
「ネット大国」と言われる韓国ではインターネットが発達しているが、ネット上には首をかしげるような“反日情報”があふれていることにも愕然としたという。日本からではわからない韓国の知らざる実態をレポートしよう。
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2008年頃になるが筆者が日韓を行き来しながら、韓国人が「在日3世」の事情について何も知らないことに愕然とした時期があった。
細かく言えば、1965年に日韓基本条約が締結される前、在日はあまりに貧しい韓国に送金していた。
それにもかかわらず、在日がいかなるものか何も知らずにしっかりと“反日精神”だけは持っている人たちに、強烈に驚いたのだ。
そういったこともあり、朝鮮学校出身で韓国語も多少できるとの思いから、私は韓国のブログを作成した。まず作ったのは、日本の朝鮮学校に関することと並行しながら在日の歴史を綴ったものだった。
「言論の自由? あると思ってた?」と…
当時、スカイプで韓国の友人と話す中で「こういうブログを作ったから参考までに読んでみて」と伝え、その友人が内容に驚き、周りにも紹介してくれたことがあった。
だが、そのブログは開設して初回投稿の4日後、今でいう“バン”になったのだ。
カスタマーサービスへ問い合わせも何度かしたが返事は一向になかった。そこでソウルに高校時代から住み、医者をする在日の先輩に聞いてみると、「検閲だよ」とすんなり言われた。
この瞬間に、「この国に言論の自由はいまだに無いんですね」と返事をしてしまったのだが、そこで先輩は「あれ?あると思ってた?」と返してきたのには再び驚かされた。
しかし、70年代から韓国に住む先輩にとっては当たり前の話のようだった。
「光化門のデモ」のど真ん中で
その先輩は「簡単なお店の検索はネイバーでするけど、情報を得る場合、特に医学的な論文とかはGoogleを使う」と言っていたので、「韓国人の医学的論文は見ないの?」と聞くと、「他の論文の引用ばかりだから参考にならない」との返事で、なにで検索するにしても、そこに情報を上げる側に問題があるというようなことを言っていた。
文在寅政権下で反日、不買運動が起きた時、筆者は2019年10月から2020年6月までの期間、時間があれば光化門のデモの中で、また江南の人通りの多い歩道でベンチに座り、韓国在住、在日3世の後輩と一緒に「反日種族主義」の本と「アサヒビール」を片手に「親日運動」を人知れず行っていた。
光化門のデモの真ん中でも「殺されはしないだろう」と行ったが、やはり「反日な意見」を言ってくる人からかなり言い寄られることもあった。
言い寄ってくる年配の方からは「ここにもこう書いてあるだろう!」と歴史情報を差し出されたが、こちらが「そもそも、そこに書いてあることが嘘なんですよ」と話すと、怒り心頭だったことは言うまでもない。
韓国の「ウィキ」事情
韓国にはウィキペディアが二つある。
全世界対応の通常のウィキペディアとナムウィキという韓国独特のウィキである。
ご興味のある方は「ナムウィキ」とググれば、ちゃんとしたウィキペディアで日本語で解説されている。
韓国で情報を検索するとウィキペディアより先にナムウィキが出てくる。それはGoogle検索でもだ。
このサイトは2015年に開設されたというが、当初、ここには左派的情報が満載であった。通常のウィキペディアでも、書き手が“反日”韓国人の場合、左派的要素が多く、反日教育で得た情報をもとに書かれたものも少なくない。
愛国心を持った書き手たちは、元祖のウィキペディアよりナムウィキへ投稿を移行しているようで、日韓関係に関する情報量はナムウィキのほうが遥かに多かったようだ。
一方で、韓国内で捻じ曲がった情報を垂れ流すことに耐えられなくなった韓国のニュースサイトがある。
それが韓国右派メディアの一つ「メディアウォッチ」である。
心から感謝したこと
このサイトはかねてから日帝時代の正しい歴史、現在の日本の政治的情報を正確に韓国へ伝えるサイトの一つである。
日本大使館前の慰安婦像反対を当初から積極的に行っている。
3年ほど前、そのメディアウォッチ事務所を訪ねた時に代表のファン・ウィウォン氏から聞いた話だが「メディアウォッチは現在、日韓問題に関して日本のウィキペディを中心に情報を集め翻訳し、韓国ウィキペディアに日本と同じ内容で投稿することに全力を注いでいる」と話す。
筆者はその話を聞き「えっ?」と思ってしまった。
ウィキペディアの投稿は基本ボランティアのはず。社員を使ってそこまでするとは経営者としては考えにくかったのだ。
代表は続けて「日韓問題に関して何も正確な情報がないからメディア、ジャーナリズムという精神から誰かがしないといけない。それがたまたま私が思い立っただけ」と話す代表に心から感謝したことを覚えている。
そのおかげもあってか、ナムウィキもいまでは日本と変わらない内容になりつつある。
韓国に住んで見た「韓国」
私は韓国に在住してこの10年、韓国の良いところを探してみた。
もちろん筆者が日本生まれなので、どうしても日本との比較になってしまうが、私にとって韓国は良いところをあまり見出せない。いまや韓国は「先進国になった」、「日本を超えた」と息巻いているが、それをまったく実感できないのだ。
こうした意見をヘイト、嫌韓と捉えるか、冷静にみていると感じていただけるかはわからない。しかし、「朝鮮学校出身で、現在も韓国籍で、韓国人として韓国をどう判断しようがそれのどこがヘイト、嫌韓になるのか」とは思う。韓国でも嫌韓韓国人という言葉があるが、そんなことを話す韓国人たちには同じことを伝えたい。
◇
このブログでも日韓併合時代の日本統治の真の実態を取り上げたり、それを戦後の韓国が日本を悪者にしようとことごとく作り替え、こどもの頃から学校で、また大人になっても書籍やメディアで、韓国人を洗脳している実態も取り上げてきました。
日本でもテレビや新聞で反日論調を繰返し見聞きしていれば、反日の考えに洗脳されるのと同様に、韓国でも日夜洗脳が行われているのですが、それを国として行っていることが日本とは大きく異なりますね。しかも旧統一教会が韓国生まれと言うことから見ても、その洗脳の度合いは「カルト」に近い徹底さがあるようです。
ですから極左の文政権から保守の尹政権に変わっても、韓国人のマインドに埋め込まれた反日の思想は、なかなか変化しないでしょう。しかしこの記事を書いた豊璋氏を含め、韓国人や在日韓国人の中でも、捏造の歴史を刷り込まれていない、あるいは信じていない人もいます。その人たちに今後を期待すると同時に、腰砕けの外務省が、併合時代や慰安婦、徴用工、竹島の領有権について、日韓歴史の真の史実をあらゆる手段で強調するよう、その役割を全うするよう願いたいものです。
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