岩田温氏:玉川徹氏に「潔く身を退くべきだ」、だが「潔さがない」のが日本的リベラルの特徴だ
先日このブログでも取り上げた、テレ朝玉川徹氏の「虚偽発言」問題。保守論壇で歯に衣を着せぬ物言いで人気急上昇、ユーチューバーで政治学者の岩田温氏がzakzakに緊急投稿した記事を紹介します。
タイトルは『テレ朝・玉川氏問題、総務省とBPOの徹底調査を期待 世間には「ネトウヨ」を攻撃する人は多いが…現実には「テレサヨ」の方が多い』で、以下に引用します。
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テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターを務める同社社員の玉川徹氏による「虚偽発言」は、放送行政を所管する総務省に「放送法第4条に違反しているのではないか」などの意見が多数寄せられる事態となっている。ユーチューバーとしても活躍する、政治学者の岩田温氏が緊急寄稿した。
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「テレビを見るとバカになる」
幼年期に親からもらったアドバイスだった。わが家では、基本的にテレビは見なかった。両親がテレビを子供たちに見せなかったといった方が正確だろう。小さな頃は両親に怒ったりもしたが、テレビをほぼ見なかったことで、わずかながらも知性が保てていると今では感謝している。
菅義偉前首相が、安倍晋三元総理の「国葬(国葬儀)」で弔辞を読み上げた。名文だった。普通の日本人の心に響くものがあった。菅氏は雄弁ではない。訥々(とつとつ)とした話し方だが、安倍氏への熱い想いが伝わってきた。聞いていて涙が込み上げてきた。冒頭の「7月8日のことでした」が素晴らしかった。「同じ空気を吸いたい」などは文学的な表現だった。
この弔辞にケチを付けたのが、テレビ朝日の玉川氏だった。国葬翌日の番組で、次のように語っていた。
「僕は演出側の人間ですから、テレビのディレクターをやってきましたから、それはそういう風につくりますよ。当然ながら。政治的意図がにおわないように制作者としては考えますよ。当然これ電通入ってますからね」
以前から、いかなる学術的根拠に基づいて話しているのかが不明なコメンテーターだと思っていたが、今回はいつも以上に悪質だった。
菅氏の弔辞に「電通」が絡んでいるという虚偽を、テレビで堂々と開陳したのだ。翌日、これを訂正・謝罪したというが、保守系の政治家の失言だったら許されたのか。「謝罪だけでは足りない」と言い出しかねない張本人が、虚偽発言を「謝罪と出勤停止10日間」だけで収めようとした。許されざる所業だと思う。
加えて、「政治的意図がにおわないように制作者としては考えます」という発言部分は、そういう番組制作をしてきたという「自白」に聞こえる。放送法第4条の「政治的に公平であること」「報道は事実をまげないですること」に抵触する可能性が高いのではないか。
世間では、インターネットを利用する愛国者を「ネット右翼(ネトウヨ)」と攻撃する人々が多いが、現実には偏ったテレビ放送によって左に染められた「テレビ左翼(テレサヨ)」の方が多いと思う。
総務省と「放送倫理・番組向上機構(BPO)」が、徹底的に調査することを期待したい。
民主主義国家であれば、誰にも表現の自由がある。玉川氏にも発言する権利はある。
だが、国民の財産である「電波」を使用しておこなっているテレビ放送で、堂々と嘘をつくことは許されるべきではない。政治的意図を隠した番組制作もあり得ない。「潔く身を退くべきだ」と言ってやりたいが、潔さがないのが日本的リベラルの特徴ともいえる。
他人は厳しく攻撃するが、自らは大した責任は取らない。こうした人々を「有識者」扱いするのが過ちであると、気付くべきではないか。彼らは「無識者」であり、無責任としか思えない。
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実はBPOもかなり偏向した組織だと思うので、調査するかどうか疑わしいところがあります。
ところで岩田氏と言えば、あの「朝まで生テレビ」で司会の田原総一朗氏とバトルを繰り広げ、タメ口で反論を繰返し一歩も引かなかったことでも有名です。
その岩田氏が後段述べていることに溜飲が下がります。曰く『「潔く身を退くべきだ」と言ってやりたいが、潔さがないのが日本的リベラルの特徴ともいえる。』『他人は厳しく攻撃するが、自らは大した責任は取らない。こうした人々を「有識者」扱いするのが過ちであると、気付くべきではないか。彼らは「無識者」であり、無責任としか思えない。』
こういう人が保守論壇にどんどん増えてくることを期待します。そして「テレサヨ」を作り出している、テレビの左翼コメンテーターを徹底的に叩いてくれることを願いますね。
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