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2022年12月 9日 (金)

立憲民主の呆れた内政干渉発言「日本は台湾独立を支持しないと表明せよ」と首相に詰め寄る。在日台湾人団体は猛反発

40  中国による台湾侵攻が取り沙汰される中、先日行われた台湾の統一地方選では、政権与党の民進党が敗退し、党主席で台湾総統の蔡英文氏が辞意を表明しました。ただ蔡氏自体は台湾独立を目指しているわけではなく現状維持派です。一方副総統の頼清徳氏は独立志向が強いとされています。

 もちろん今回勝利した野党の国民党は、対中融和の姿勢を示していますが、最近の中国の香港政策や、3期目に入った習近平氏の台湾武力侵攻を肯定する発言など、台湾国民を刺激する対応を示していることが、総統選では逆風となりそうです。

 そうした台湾の国内情勢を横目で見ながら、日本の立憲民主党が「台湾が独立する動きは封じていかなければいけない」という、とんでもない内政干渉発言をしました。この点について、産経新聞論説委員兼政治部編集委員の阿比留瑠比氏が、同紙のコラム「阿比留瑠比の極言御免」で批判記事を投稿しています。タイトルは『台湾蔑視する立民の傲慢』で、以下に引用します。

中国による台湾侵攻が今年中か来年にも起きかねないと指摘されている中で、日本では相変わらず「中国を刺激するな」といった日本さえ波風立たないようにしていれば、世界は平和だという天動説のような議論が横行している。日本以外はみな平和を愛する諸国民だとする憲法9条由来の欺瞞(ぎまん)がなせる業なのだろう。

そしてその過剰な中国への配慮は、往々にして「基本的な価値を共有する極めて重要なパートナー」(岸田文雄首相)である台湾軽視や蔑視につながる。

「全日本台湾連合会」(全台連)が5日、台湾独立を押さえ込むような立憲民主党議員による国会発言について、次のような抗議声明を出し、発言の撤回と台湾国民への謝罪を強く求めたのもその一例だといえる。

「正に台湾に対する著しい内政干渉であり、台湾人の人権や感情を蹂躙(じゅうりん)するものである。誠に言語道断であり断じて容認できない」

怒りのほどが伝わってくる。その同会が問題視したのは、立民の岡田克也幹事長と末松義規衆院議員が衆院予算委員会でそれぞれ首相に迫った質問である。

Images-31 まず、岡田氏は10月17日の同委で「(台湾の)独立は支持しないと、米国は最近でも(ブリンケン)国務長官とか、確認していますよね。首相の声を、考え方を聞きたい。その表現を口にできないのか」と問い、理由についてこう述べた。

「台湾が独立するということになれば、中国の武力行使の可能性は高まる。もし(日本に)独立を支持してもらえると思えば、そういう人たちが台湾の中で増えれば、その動きを止められなくなるかもしれない。われわれ日本にとっても耐え難い状況が生まれる」

日本が台湾独立不支持を明言しなければ、台湾人の期待感と独立を目指す動きが高まり、中国を刺激して台湾有事になるからそれは困るという幾重にも仮定を重ねたストーリーである。

日本が曖昧な姿勢のままだと、台湾人は浮足立ち暴走するという相手をバカにした想像に過ぎない。日本が身を低くして中国に寄り添っても、中国がそんな理由で台湾侵攻を諦めるはずもない。

しかも全台連は声明で、岡田氏が引いた米国の立場についても、バイデン米大統領が9月、米CBSテレビのインタビューで「独立に関しては、台湾自らが判断を下す。米国として独立を促してはいない。それは彼らの決定事項だ」と述べていると指摘している。

発言は、台湾独立容認への米戦略変更の示唆かとも話題になったが、岡田氏は国務長官発言は強調しても大統領の言葉は無視するというのだろうか。

この問題を巡っては、末松氏も11月29日の同委で「台湾が独立する動きは封じていかなければいけない。支持しないと、首相の口からはっきり言っていただきたい」と訴えた。だが、日本がいくら気を使おうと中国は関知しない。

参院は今月5日の本会議で、中国の新疆(しんきょう)ウイグル、チベット、内モンゴル各自治区、香港などの人権状況を巡り、当該国政府に説明責任を果たすよう求める決議を採択した。2月採択の衆院決議と同じく「中国」や「人権侵害」といった文言の明記は見送ったが、中国外務省は「重大な政治的挑発」「内政干渉」「悪意をもって中傷」などと反発した。

反撃能力の保有など防衛力増強に関する議論でもそうだが、「中国を刺激するな」論は相手に通じない独り善がりでしかない。

 内政干渉だけではなく、これら立民の議員の発言の背景には、中国による台湾統一を是とするようなニュアンスも感じられます。そうなったら中国の太平洋の扉を完全に開かせることになり、日本への脅威は格段に増幅されるでしょう。

 こうした日本の安全保障のリスクを無視した考えは、まさにGHQによる押しつけ憲法に洗脳され覚醒できていない、お花畑議員の特徴とも言えます。これが野党第一党の幹事長の考えだとすれば、政権を野党に渡すことの危険度が手に取るように分かってきます。もっとも絶対に政権は取れないでしょうが。

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