疑惑まみれの韓国野党代表で反日の急先鋒李在明氏 保守政権下の執拗な追求で「防弾政治」を崩されるか
韓国では昨年保守政権が誕生していますが、文在寅前政権を支えた野党「共に民主党」が議会の多数を占めています。その野党の代表が尹錫悦現大統領と大統領選を争った李在明氏です。彼は日本批判の先頭に立つ反日政治家で有名ですが、一方多くの疑惑も抱えています。
そして李在明氏は現在検察の聴取を受け、その捜査の最中にいますが、彼の動向を産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘氏が、同紙に寄稿していますので紹介します。タイトルは『反日に飛びつく防弾政治』(1/27公開)で、以下に引用します。
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国際的に人気のあるKポップ・グループ「BTS」の名前は、「防弾少年団」の韓国語である「バンタンソニョンダン」の「バ」と「タ」と「ソ」の頭文字からきている。しかし、このネーミングはエンタメ系の芸名としては穏やかでない。韓国は国民皆兵で、北の脅威に備える軍事大国だからと考えれば分かりやすいが、実際は「世の中の誤解や偏見、圧力から身を守る」という若者の自己主張の意味でプロダクションが命名したのだそうな。
ところで「防弾」は「わが身を守る」という意味合いで近年、政治の場面でよく登場する。BTSへのあやかりかもしれないが、たとえば「防弾政治」「防弾国会」「防弾選挙」「防弾政党」…というのがそうだ。
とくに昨年の大統領選で惜敗した後、野党「共に民主党」の代表として巻き返しを狙う李在明(イ・ジェミョン)氏をめぐる話にはしきりに「防弾」が登場する。保守の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏に政権を奪われた李氏ら野党勢力は尹政権の足を引っ張るのに懸命の毎日だが、一方で肝心の李氏が〝疑惑まみれ〟で検察の追及を受け、政治生命が危うくなりつつあるからだ。
その結果、李氏および野党は自らを守る「防弾」に余念がなく、世論からは「防弾政治家」「防弾政党」になってしまったと皮肉られている。李氏については起訴はもちろん逮捕請求もありうるため、そうなると現職国会議員の逮捕の是非をめぐって「防弾国会」は必至というわけだ。
李氏の各種疑惑は大統領候補になる前から繰り返し取り沙汰されてきた。ソウル近郊都市の城南市長時代の大型宅地開発をめぐる資金疑惑や、選挙違反事件をめぐる司法介入疑惑をはじめ数多くあって、政権交代を機に捜査が本格化しているのだ。
李氏はすでに検察に出頭し起訴は確実という流れになっているが、李氏や野党陣営は「疑惑デッチ上げ」「保守政権による政治報復」「野党弾圧」と叫んで激しく反発し、ただ今、「防弾政治」を展開中だ。
李氏は大統領選に敗れながら直後の補欠選挙で国会議員になっているが、これも当時、今後の疑惑追及に備え国会議員の不逮捕特権を狙った「防弾選挙」と皮肉られている。
疑惑について李氏は「自分は一銭も受け取っていない」と繰り返し潔白を主張しているものの、過去、弾劾・辞任に追い込まれた朴槿恵(パク・クネ)元大統領は、本人に金銭授受はなかったにもかかわらず「第三者贈収賄」などの罪で起訴・有罪にされた。巨額の開発利益が側近に流れている李氏も逃れられそうにない。
一方、司法介入疑惑の捜査はまだ進んでいないが、こちらは有罪判決の選挙違反容疑が最高裁で無罪へとひっくり返ったもので、李氏側が事前に最高裁判事に繰り返し接触していたという疑惑だ。この逆転判決のおかげで李氏は大統領選に出馬できたという経緯がある。
こうした疑惑まみれの党代表を党が一体となって擁護していることに、野党内部でもやっと疑問と批判の声が出始めている。せっかく国会の過半数を占めている野党も、このまま「防弾政党」では来年の総選挙は危ないというわけだ。
「司法リスク」で戦々恐々の李氏をはじめ野党陣営は世論の関心をそらし、しばし心の癒やしのためにすぐ反日に飛びつく。尹政権の徴用工問題解決案など対日関係改善に向けた積極姿勢を「屈辱外交」「売国的」などといって早速、非難しているが、これなど手垢(てあか)のついた「防弾政治」である。
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BTSはアメリカでグラミー賞にノミネートされるほど人気も高く、日本でも多くのファンがいるようです。しかし彼等は過去に原爆を模したTシャツを着て物議を醸した経緯もあり、元々は多くの韓国タレント同様、反日の意向を持っていると思われます。
それはともかくこの李在明代表は根っからの反日主義者で、様々な過激な言動を繰返してきましたが、ここに来て過去の疑惑が保守政権の元かなり執拗に追求されるに至って、失脚の可能性も出てきました。
ある意味、文在寅元大統領より日本にとってより悪質なガンのような存在の彼が、政治生命を絶たれることを願います。そして同時に共に民主党の凋落につながれば日本にとっては朗報となるでしょう。
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