ロシアの高官二人の日本に対する発言、独裁国家のまさに唯我独尊の極みだ
ウクライナ侵略を仕掛け、一般人の殺戮など戦争犯罪を積み重ねているロシア。そのロシアの二人の高官が意味不明な日本批判をしています。その内容を今回取り上げます。
一つは産経新聞から1/14公開された、メドベージェフ安全保障会議副議長のこの発言。タイトルは『露前大統領、岸田首相に「切腹」要求』で以下に引用します。
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ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は14日、ウクライナでのロシアの核使用は「人類に対する敵対行為」になると警告した岸田文雄首相とバイデン米大統領の共同声明について「とてつもない恥で、コメントすらできない妄想」と非難した。恥をそそぐには岸田氏が「閣議で切腹するしかない」と述べ、強く反発した。
通信アプリの投稿でメドベージェフ氏は、核兵器を使用した唯一の国は米国であり、その被害を受けたのが日本であることを岸田氏は「完全に無視し、米大統領に謝罪を求めることもしなかった」と指摘した。(共同)
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そして二つ目は同じ産経新聞の記事で1/18公開されたラブロフ外相のこの発言。タイトルは『ロシア外相「日本が再び軍国化」 対抗措置を警告』で、以下に引用します。
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ロシアのラブロフ外相は18日、モスクワで年頭記者会見を開き、米欧諸国がアジア太平洋地域でロシアと中国を軍事的に封じ込めようとしており、「日本もその一翼を担っている」と主張した。日本の防衛費増額などを念頭に「日本は再び軍国化を進めている。そのために邪魔な憲法の改正を行うだろう」と持説を述べた上で、日本の防衛力増強にロシアは対抗措置をとると警告した。
ラブロフ氏はウクライナ侵略の開始後にロシアが一方的に停止を宣言した日露平和条約の締結交渉にも言及。交渉過程でロシアが北方領土問題の棚上げを主張したことなどには触れず、「ロシアは包括的な平和条約の締結を提案したが、日本側が拒否した」と主張した。一方で、ガルージン前駐日大使の後任を近く任命する意向を明らかにした。
ウクライナ侵略に関してラブロフ氏は、ロシアを弱体化させるために米欧諸国がウクライナに傀儡(かいらい)政権を樹立し、ロシアにとって脅威となる軍事インフラの構築やウクライナ国内のロシア系住民への「迫害」を進めさせてきたことが要因だとするロシア側の主張を展開し、侵略を改めて正当化した。
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いずれも自己中の極みのような噴飯物の発言ですが、どんなに言葉を飾っても、ウクライナで展開されている残虐非道な戦争犯罪行為は、決して拭い去られるものではないでしょう。
ロシアの前身ソ連はかつて第2次大戦末期、日本が近々降伏することを知りながら、終戦の約1週間前に日ソ中立条約を破棄して、満州、樺太、千島に攻め込み、一般人への殺戮や強姦などの残虐行為を重ね、満州の日本兵等60万人をシベリアへ拉致、抑留し、強制労働させ5万人以上の死者を出した、残虐な戦争犯罪を起こしています。
ロシア人すべてがそうではないというのはもちろんですが、その政治家や軍人、治安部隊は共産主義のもとで醸成された、残虐非道なDNAを持っているようです。そしてソ連解体後もそのDNAが引き継がれていることが、このウクライナ侵略で証明されたようです。
ウクライナのネオナチの討伐という戦争目的が、如何に空疎なものか、自分たちがまさにヒットラーとナチスの生まれ変わりになっていることが、分らないようです。しかも日本に対してのこの二人の高官の発言。独裁国家の唯我独尊の典型例のようだと思いますね。
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