望月衣塑子記者が法相会見で「特定の学生団体に肩入れ質問」 他紙の記者は「彼女はもはや活動家」
かつて安倍政権で官房長官を務めていた菅氏の記者会見で、ことあるごとに難癖に近い質問をし続けていた東京新聞の望月記者。その関連で財務省で自殺した赤木氏の事件を追いかけて、遺族とトラブルを起こしてしまい信用を失いますが、最近はあまりメディアに登場しないと思ったら、今は齋藤法務大臣の記者会見でまたまた粘っているようです。
この望月記者の動向について、デイリー新潮が取り上げていますので、以下に紹介します。タイトルは『望月衣塑子記者が法相会見で「特定の学生団体に肩入れ質問」 他紙の記者は「彼女はもはや活動家」 東京新聞の見解は?』(2/14公開)で、引用記事を掲載します。
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財務省の文書改ざん事件で自死した赤木俊夫さん(当時54)の遺族とのトラブルで、信用が失墜した東京新聞の望月衣塑子記者(48)。いま彼女が執心しているのが齋藤健法務大臣の記者会見だという。だが、同業者からの評判はあいも変わらずで、「自分の意見を述べたいがために会見を利用している」「記者という立場を利用して、特定団体の宣伝をしている」と辛辣なのである。
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赤木さんの遺族からはいまも“逃亡中”
彼女を一躍有名にしたのは、安倍内閣時代の菅義偉官房長官会見だった。菅氏から煙たがられながらも「森友学園問題」について執拗に質問を続ける姿勢が、“権力に斬り込む真のジャーナリスト”と評価され、ついには著書「新聞記者」がNetflixで映像化までされた。
だが、赤木さんの遺族が「作品内容が事実とまるで違う」と抗議すると、望月氏は説明責任を果たさないまま“逃亡”。遺族はいまも「報道目的で貸した資料を無断流用された。資料を返してほしい」と望月氏に呼びかけているが、無視を決め込んだままだ。
政治部記者が騒動を振り返る。
「そもそも、菅官房長官会見の時から彼女の振る舞いはめちゃくちゃでした。前提となる質問に、思い込みや事実誤認が多い。限られた時間のなかで他社が簡潔な質問を心がけているのに、一人でワーワーと時には10以上も質問を被せていくのです。自己アピールのために記者会見を利用しているという批判は絶えなかった」
中学生作文コンテストに“噛みついた”
そんな彼女の変わらぬ姿勢がいまも見受けられるというのが、齋藤健法務大臣の閣議後会見だ。昨年末あたりからよく出席するようになったという。
「2021年に名古屋入管でスリランカ人のウィシュマさんが死亡した事件に強い関心を持っているようで、たびたび、入管法改正問題について質問しています。ただ、そのやり口があまりに強引でして……」(前出・政治部記者)
記者たちが「特にひどかった」と批判するのが、2月3日の会見である。まず、冒頭で齋藤大臣から次のような報告があった。
「今朝の閣議におきまして、法務省案件はありませんでした。続いて、私から、第41回全国中学生人権作文コンテストの入賞作品の選出についてご報告いたします。このコンテストは、中学生の皆さんが人権の大切さについて考えた作文を募集するもので、今年度で41回を迎えました。今年度は、全国の6000を超える中学校から、77万通もの作品が寄せられ、この度、内閣総理大臣賞をはじめとする入賞作品が選出されました」
大臣はこのほのぼのとした話題を「積極的に周知してほしい」と記者たちに呼びかけた。だが、ひとり望月氏はこう噛み付いた。
「77万通の作文を全部見れたとは思えないのですけれども、この中にはおそらく、今問題とされている入管法改正や外国人、入管収容者に対する法務省等々の問題も指摘されていたかなと思われます。こういった作文を目にされたか、そういったものを読んでどう感じられたかという点と……」
「質問」ではなく「意見」
77万通の中には入管法改正問題に触れた作文もあったはず、と望月氏は決め込んだばかりでなく、彼女自身も言う通り、すべての作文に目を通すことが不可能な大臣に「そういったものを読んでどう感じられたか」と問うたのである。
質問はさらにこう続いた。
「そして(入管法)改正法案は、今概要説明書等々が出ていますけれども、大阪弁護士会、関東弁護士連合会、東京弁護士会が、相次いで今年に入ってから、この法案提出を見送るようにという声明を出されております。先ほど人権のことを言及されましたが、難民認定申請者の強制送還を法案で可能にすることは……(後略)」
延々と望月氏は喋り続け、最後に「大臣のご見解をお聞かせください」と結んだのだが、出席していた他社の記者は「いつものこと」と呆れながら語る。
「回答を引き出すためではなく、自分の意見を披露するための質問しているようにしか見えない。実際、大臣よりも喋り続けていますから。彼女は、自分が質問している様子をスマホで撮影し、後で東京新聞のサイトなどにあげるんです」
大臣は前段の質問に対しては、「77万通の作文の中に、入管法の作文があったかどうか、ちょっと承知しておりませんので、ですから全てを読んではいないということになります」、後段の質問には、「(プラスとマイナスの両面を鑑みながら)必要な法改正の早期実現に向けて力を尽くしていきたい」と答えた。
特定の学生団体の「宣伝」を始めた
だが、望月氏の追及はこれで終わらなかった。二の矢を放とうとする望月氏に広報室長が「質問は次が最後でお願いします」と牽制すると、
「毎回、2回制限以上、2回目の質問を許可されなくなっているので、どういう事情があるのかわからないんですけど、もう少ししっかり追及させていただければなと思います」
と身構えた。そして、「大臣には大学生のお子様がいらっしゃると聞いています」と呼びかけてから、特定の学生団体を宣伝するかのような質問を始めた。
「先日、大学生を中心とした入管の仮放免者等々若しくは入管収容者と向き合っている個人、NPO団体BOND(バンド)というところの学生さんたちが記者会見をしました。(中略)今、多くの外国人と若い学生さんが色々な生活の場で向き合うようになって、私の時代では考えられませんでしたけれども、今日から再び国会前で6時以降ですけれども、シットインデモというものを始めるということです……」
これまた長いので後半は要約するが、望月氏はBONDという学生団体の紹介を交えながら、「学生さんたちと向き合う、お話を聞くというつもりがあるのか」と大臣に迫ったのである。
すかさず署名入りで記事を配信
彼女はこの日、この団体がシットインデモをする様子を自撮りしながらTikTokにアップしている。〈「更なる人権侵害になる改悪法案は廃案に!(怒った絵文字)〉という文言が赤い枠で強調された動画だ。これを見る限り、望月氏がこの団体の活動に思い入れているのがよく分かる。
つまり、彼女は自分が肩入れしている学生団体の活動を宣伝するばかりか、その団体と対話するよう大臣に迫ったのである。大臣はこう返した。
「まず、学生の皆さんがこの問題について多く関心を持っていただいているということについては、自分も学生の子供がいますから、これは大変いいことだろうと思っています。ただ、繰り返しますけれども、今はまだ検討の途上でありますので、その一つ一つの内容について、私がこの瞬間にお話しすることはできませんので、お目にかかっても、実りあるディスカッションはできないのではないかなというふうには思いますけれども、ちょっと考えてみたいと思います」
当たり障りない言い方で望月氏からの「提案」をかわした、と取るべきところだろう。だが、彼女はこの後、大臣が対話に前向きな姿勢を示したと受け取れかねない記事を署名入りで書いている。上記した大臣の回答と読み比べてほしい。
《大学生らとの対話に法相「ちょっと考えてみたい」と含み 入管難民法改正案反対を訴えるグループ 「自分も学生の子供がいる」
「ちょっと考えてみたいと思う」。斎藤健法相は3日の閣議後の記者会見で、今国会に提出が見込まれる入管難民法改正案に反対する大学生らが対話を求めていることについて問われ、実現に含みを持たせた。
法相と直接話したいと意思表示しているのは、仮放免者や入管収容者の支援に携わる大学生中心のグループ「BOND(バンド)」のメンバーら。斎藤法相は「学生の皆さんがこの問題について大きく関心を持っていることは、自分も学生の子供がいるので、これは大変いいことだろうと思う」と心情を明かした。
ただ「いまはまだ(法案は)検討の途上なので、内容についてお話しすることはできない。お目にかかっても実りある議論はできないのではないかと思う」とやんわりけん制。その上で「ちょっと考えてみたい」と、時期は未定ながら検討する姿勢を見せた》(東京新聞電子版:2月3日13時55分配信)
東京新聞の見解は?
〈実現に含みを持たせた〉〈時期は未定ながら検討する姿勢を見せた〉。大臣の発言を恣意的に捉えた原稿になっていると感じないだろうか。タイトルにある「自分も学生の子供がいる」という発言も、望月氏が誘導して引き出した言葉に過ぎない。
この状況を見て、他社の記者たちは「記者に扮して活動家が会見に出ているようなもの」と呆れかえっているのである。
このような批判について、望月氏や東京新聞はどう考えているのか。東京新聞に見解を聞いたが、〈ご質問いただいた法務大臣への質問及び記事について、問題があるとの認識はございません」(東京新聞編集局)〉とのことだった。
◇
これほど人の意見を恣意的に自身の側に誘導しようとし、それがかなわない場合、執拗に質問を繰返す姿勢は、まさに活動家そのものです。唯我独尊、どこかの国のトップによく似ているようです。
国会の質問でもそうですが、質問を受ける側が逆質問したり、質問を勝手に打ち切ったりしづらい(故石原慎太郎氏はそれが出来る人でしたが)ため、こうした増長した記者が、他者の迷惑を顧みず、のさばっているのでしょう。
反日新聞は朝日も毎日も唯我独尊ですが、この望月記者に限って言えば、東京新聞に反日大賞を与えられると思いますね。彼女が弱みを見せるとすれば権力側ではなく、元財務省の故赤木氏の家族のような、一般人になるでしょう。逃げまくっているようですから。
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