選考基準がよく分らない人選は多い
紅白歌合戦、まだ大晦日は先ですが、言わずと知れた大晦日の夜のNHKの看板番組です。今年は69回目だそうで、原爆のTシャツを着て物議を醸した、韓国K-POPのBTSは出演中止になったとか。
この紅白歌合戦、紅組(女性歌手)白組(男性歌手)に分かれて、どちらが良いか競う番組の形を取っていますが、なぜ男女で競う?採点の基準は?よく分りませんね。これほど意味がよく分らない番組はない(と筆者は思っているのですが)のに、視聴者は黙ってみています。まあ、バラエティと思って別に文句を付けることもないのでしょうが。
でもよく考えれば、本当になぜ男女で競うのか、採点基準はどうなっているのか。またその前にミュージシャンの選考基準はどうなっているのか、そして歌う順番はどうきめているのか、司会の選考はどうしているのか、恐らく殆どがNHKの担当プロデューサーやディレクターが決めているのでしょうね。結果は公開されますが選考過程は公開はされていません。所謂ブラックボックスです。
考えてみればあのTBSのレコード大賞、ノミネートや最終順位の選考基準や選考過程はブラックボックスです。最近になってCDの売り上げや有線のヒット回数などを参考に決めているそうですが、その詳細は不明です。恐らくこれも担当プロデューサーやディレクターが決めるのでしょう。視聴者や聴取者は結果だけを確認できるだけです。その昔は所属事務所の力だのレコード会社の後押しだの、人や金が動いたといろいろ噂されていました。
この紅白歌合戦や、レコード大賞は今はそれほどではないにしても、出演したり、上位に入ったりすると、翌年の人気や売り上げに大きく影響するらしい。ですからミュージシャンは、紅白に出たりレコード大賞にノミネートされるのに大きな期待を持つわけですね。
こうした歌番組に限らず、選考基準がはっきりしない、または出来ない、いわば選ぶ側の論理で決まってしまう形の選定は、あちこちにあります。日本で言えば内閣の大臣の選定もそうでしょうし、世界的に見ればノーベル賞の受賞者もそうでしょう。アカデミー賞、グラミー賞も。
基準がはっきりしない分、時には「あれ?」というような人が選ばれることもあります。今度の五輪担当相の桜田さんのような例も。でもこの人が選ばれたのはとんでもない間違いだ、と言うクレームは少ないとは思います。ただ一つ言えるのは、選ばれるのは名誉だと言うこと。そしてその後の名声や報酬にも繋がると言うことです。ですから選ばれる側と選ぶ側で裏取引があるのでは?という疑いはゲスの勘ぐりレベルで常にありますが。
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