迷惑行為や状況にははっきり苦言を
最近テレビ報道で目にする、「ゴミ屋敷」、「犬・猫などの大量飼い」、「河川敷などの土地の無断使用」等。いずれもそれ自体は重犯罪ではありませんが、周りの人や関係する人に大きな迷惑を与えています。そして困ったことにいずれの例でも、当事者には迷惑行為の意識が殆ど無いことです。
犬や猫の例も、自宅で飼うにせよ野良を餌付けするにせよ、これもその糞や鳴き声、犬の場合は人を襲うなどの迷惑を近隣の人に与えます。飼い主が管理できなければ飼うのを止めるべきだし、野良の餌付けも原則止めるべきでしょう。しかし飼い主などは他人の迷惑は余り頭に無いようです。きちんと避妊や去勢手術も行なわなければ、ますます数が増える一方です。
ホームレスなどの人たちの河川敷などの無断使用も、所々で見られます。テレビがその実態を追いかけていますが、最近の猛暑下ではその暑さにスポットを当てて、生活の大変さを伝えてはいます。ですがそもそも無断使用が違法だと言うことは余り追求していません。まだ働けそうなので生活保護が受給できないのか、ホームレスの方が気楽なのか、よく解りませんが、直接近所迷惑にはならないとはいえ、感染症やゴミの廃棄など放置できない問題です。
40カ国以上海外旅行をし、3年近くの海外滞在をした経験から、日本の良さ、特に安全や衛生環境、人の優しさ、社会保障の充実など、世界に冠たる豊かで美しい日本だと思いますが、上記のような状況が増えてきていることに、大変懸念を感じます。特異な例かも知れませんが、このような現象を放置すると、日本のよい面が根底から崩れていきます。
日本人は「和を以て尊しとなす」精神から、他人に対して余り厳しく対応しません。またそれが日本人の美徳とされてきました。しかしそれが上記のような人たちを生んできたのも事実でしょう。悪いことは悪い、人に迷惑はかけるな、とはっきりものを言うことが、これから更に求められていくでしょう。
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