文化

2019年8月 6日 (火)

「あいちトリエンナーレ」の中止、日本の正義の体現

4254125_150e1564712951852  慰安婦問題を象徴する少女像や、昭和天皇の御真影を燃やし、その燃え尽きた灰を踏みにじる映像を展示した「あいちトリエンナーレ」が、大きな批判を浴び3日間で中止に追い込まれました。田中秀臣氏は「iRONNA」のコラムで次のようにこの催しについて述べています。抜粋して引用します。

  「あいちトリエンナーレ」は、2010年から3年ごとに開催され、今年で4回目を迎える国内最大規模の国際芸術祭である。芸術祭の実行委員会の会長を愛知県の大村秀章知事が務め、ジャーナリストの津田大介氏が芸術監督として企画全体をプロデュースしている。今回、津田氏が芸術祭のテーマにしたのが「情の時代」という視点である。

 テーマのコンセプトについて、彼の書いた文章がトリエンナーレの公式ページに掲載されている。「情の時代」とは、さまざまな現代の問題が、単なる「事実」の積み重ねでは「真実」に到達できなくなっていて、むしろ感情的な対立によってシロクロはっきりした二項対立に落とし込められている。その二項対立の状況が、いわば敵と味方という感情的な対立をさらに深めている。

 議論の中心は、「表現の不自由」をテーマにした企画展だ。この企画「表現の不自由展・その後」に展示された、いわゆる慰安婦問題を象徴する少女像や、昭和天皇の御真影を燃やし、その燃え尽きた灰を踏みにじる映像などが大きな批判を浴びた。

 少女像や昭和天皇の御真影映像にはそれぞれ由来がある。それでも、これらの展示物が極めて深刻な対立を招く「慰安婦問題」や「天皇制批判」に、直接関連していることは明白だ。

 しかも、どちらも伝統的な左派の問題意識を体現したものである。いわば、特定の政治イデオロギーを有する展示が強調されていた。反対の意見を抱く人たちの「情」は全く排除・無視されている。

 これでは、津田氏が提示した「情の時代」の意図を達成できず、むしろ政治的・感情的対立が鮮明になるのは不可避である。その意味で、トリエンナーレの趣旨とも大きく異なる。論より証拠に、開幕と同時に企画展への批判が続出した。

Images-1_20190806095401  田中氏はこのコメントの後半で、「暴力や脅迫でそのイベント自体を中止に追い込むのは、言語道断である」と述べて、中止させた側の行為を批判していますが、それは一考を要する課題でしょう。

 しかしここで問題にしたいのは、津田氏の言うところの『単なる「事実」の積み重ねでは「真実」に到達できなくなっていて、むしろ感情的な対立によってシロクロはっきりした二項対立に落とし込められている』という部分です。

 何を根拠にこのような考えに到達したのか分かりませんが、私は逆に「事実を客観的にとらえることなしに、情緒的にとらえ、かつその過程で自己に都合のいいように脚色を加えて、新たな事実に対し矛盾までも含んだ考えに到達する」ことのほうが、余程二項対立を生む要因になっていると思います。

 その最もいい例が「韓国人の反日思想」であり、「日本人の左翼思想」であると思います。津田氏は芸術家と自称しているようですが、彼のような芸術家は事実や現実を逃避する傾向があると思います。それがまた彼らの稼ぐ手段にもなっているのですが、それは芸術の世界では通じても、政治や経済の世界では決して許されない考え方だと思います。

 さらにもう一点、「慰安婦問題を象徴する少女像や、昭和天皇の御真影を燃やし、その燃え尽きた灰を踏みにじる映像」のような過去に展示を断られたものを再度展示するにしても、極めて政治的で、かつ、韓国のような反日国ではなく、国内で展示することによる売国行為は、一般の日本人としては到底受け入れられないものだと思います。

 産経新聞は社説でこの問題について、朝日新聞の論調を引き合いに出して次のように論じています。

 残念ながら、地元紙の神戸新聞と小紙しか報じなかった。神戸市須磨区のデパートで7月下旬に予定されていた自衛隊の車両を展示するイベントが、中止に追い込まれたニュースである。ある女性団体は、短文投稿サイト「ツイッター」に「朗報」と書き込み、物議を醸していた。

 ▼同じ中止でも、愛知県で開催中の国際芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」の場合は、大ニュースとなった。なかでも朝日新聞は、1面トップの扱いで2面全体も埋め尽くし、社会面でも来場者の声などを取り上げるはりきりぶりである。

Download-2_20190806095501  ▼芸術祭の芸術監督を務める津田大介さんは企画展のために、過去に国内のイベントで展示が不許可となった作品を集めてきた。そのなかで、元慰安婦を表現する「平和の少女像」などに、抗議の電話やメールが殺到していた。朝日は、「表現の自由」について議論のきっかけにしたいという津田さんの展示の狙いに賛意を表し、中止が言論の自由の後退につながりかねない、と憂慮している。

 ▼もっとも2年前、一橋大学の学園祭で予定されていた作家の百田尚樹さんの講演が中止になった一件では、論調が違っていた。講演中止を求める学生団体と、もともと朝日に批判的な百田さんの両方の言い分を紹介しながらも、中止に理解を示す内容だった。

 ▼リベラル系の文化人の言論活動が妨害されると大騒ぎする一方で、保守系の文化人が同じ目にあってもそれほど関心を示さない。朝日報道の「二重基準」については、これまで何度も指摘してきた。

 ▼今回の企画展についてはもちろん、中止に追い込むための脅迫など、許されることではない。とはいえ、そもそも税金をつぎ込んで開催するようなイベントではないだろう。

 立憲民主党の枝野代表はこのイベントが中止になったことに関して、「表現内容の評価はいろいろあるにしても、それを暴力的な脅迫でやめさせるというあってはならない事態が起きている」「主催者は苦渋の選択だったと思うが、表現行為に対する暴力的な対応には、われわれとしても毅然とした対応を貫き、それがしっかり確保できる社会をつくっていくため頑張っていきたい」と述べています。

 イベントの売国的な展示に対しては一言もなく、「表現の自由」を盾にただ中止に至った経緯についての批判だけを述べています。つまりこのイベントは日本に巣くう「反日親韓」、「天皇制批判」の左翼側が仕掛けた、という色彩が強くします。いずれにしろ中止になったのは日本の正義の体現だと思いたいですね。

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2019年1月23日 (水)

極左の是枝監督の犯罪映画がアカデミー賞にノミネート

 

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 昨年カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞した、是枝裕和監督の映画「万引き家族」が、アカデミー賞外国語部門賞にノミネートされました。私はこの映画を見ていませんが、映画関係の記事であらずじを読むと、万引きだけでなく、他人のものをネコババしたり、虐待をされている子供や、その子を誘拐と間違えられるような引き取り方をしたり、死語老人の年金を不法受給したりと、問題事案をとりませながら、底辺に生きる家族の姿を描いているという作風になっているようです。

 しかし見た人のレビューにも見られるように、映画賞を取らんが為の映像テクニックとか筋書きとかが鼻につく部分も多いようで、あらすじだけ見てもいかにもこう言う監督が意図的に作ったという感じが強く、日本のように福祉が充実している国の社会を、わざわざ暗く描くことによって社会批判、ひいては政権批判につなげたい意図が強く感じられます。

 パルムドール受賞後、当時の林文部科学大臣から、賞賛し招聘されたときの彼の対応について、北岡俊明氏が彼の著書の中で、次のように批判しています。少し長くなりますが全文引用します。

 

 映画監督·是枝裕和の「万引き家族」が、パルムドールを受賞した。それに対して当時の林芳正文部科学大臣は、「パルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく誇らしい。 (文科省に)来てもらえるか分からないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と発言した。しかし、問題はその後、文科大臣の祝意の申し出を拒否した是枝の発言である。是枝は次のように言った。

 「映画がかつて, 『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞い なのではないかと考えています」

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第一:是枝監督よ、公権力とは誰のことか。
 公権力とは誰なのか。何を指しているのか。軽々に公権力などと言うな。是枝に 言いたい。公権力とは政府である。民主主義国家では、政府とは国民を代表した存在である。ゆえに、公権力とは国民そのものである。公権力と距離を保つとは、国民から距離を保つということである。国民の意思、国民の願い、国民の祝意を拒否することである。思い上がりも甚だしい。自分を何様だと思っているのだ。
第二:是枝監督の発言は手垢がついた紋切り型の左翼もどきの発想である。
 是枝の発想は、権力と対峙することを進歩的と考えている、あまりにも古い発想である。文切り型の、手垢がついた発想である。ソ連の崩壊とともに絶滅したはずの左翼的発想がいまだに生きていたことに驚いた。こういう古臭い発想をする人間が、映画監督とは驚くほかはない。旧社会党や旧民主党の人間をみれば分かる通り、左翼には創造性や独創性というものが致命的に欠落している。万引き家族という作品は、奇をてらった映画である。日本人と日本文化を誤解させる恥ずべき作品である。何がパルム·ドール賞だ。是枝は、フランスの公権力に尾っぽを振り、ひれ伏し、日本の公権力を蔑視する、情けない男である。
第三,是枝監督の認識は、戦前=悪という固定観念で固まっている。
 是枝は、戦前はすべて間違った時代だったという前提に立っている。七十年前のマッカーサーとGHQそのままの認識である。「映画がかつて、国益や国策と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば」だと。冗談ではない。戦前の映画が何をしたのだ。戦前の映画がどういう不幸をもたらせたのだ。その証拠をみせろ。
 是枝は観念的な戦後平和主義に毒された典型的な人間である。是枝は日本の歴史に対してまったく無知である。とくに戦前の歴史に対して無知蒙昧である。明治·大正·昭和のわが先祖がつくった大日本帝国の輝かしい歴史と実績を冒涜している。明治以来の私たちの祖父母に対する愛情がない。リスペクトのかけらもない。歴史を否定するものは歴史から罰を受けるだろう。
第四:是枝監督の作品は国民の税金で完成したものである。
 是枝の作品は、文化庁が所管する独立行政法人·日本芸術文化振興会の「文化芸術振興費補助金」から二千万円の助成を受けている。国の助成を受けて、映画を作っておきながら、公権力と距離を置くとは、矛盾している。青臭い考えである。
 しかも、カンヌ映画祭は、フランスの公権力であるフランス政府の主催で始まったた映画祭である。フランス政府が深くかかわった映画祭で賞をもらいながら、日本政府からの祝福を拒否するとは、矛盾どころか、思い上がりである。
 フランスには尻尾をふり、日本政府にはえらそうに粋がって見せる。しょせん是枝は、左翼かぶれの小児的な男にすぎない。文化庁の助成金を返還し、次回からカンヌ映画祭に行くなと言いたい。文化庁の助成金とは国民の税金である。是枝よ、即刻.助成金を返せと言いたい。

 まさに北岡氏の言うとおりだと思います。日本の文化人には是枝氏のように思い上がった独善的な人が多い。本当に何様だと思っているのでしょうね。自分が日本で仕事が出来ているのは、先人が作った今の日本と今を生きる多くの人たちのおかげ、もちろん彼の言う公権力、政府関係者のおかげも大きいはずです。それを完全否定して、自分だけでその地位を占めたのだという大いなる勘違いをしているのです。

 なおこの映画レビューには多くの賞賛する人たちがいますが、以下に二人の辛口のレビューがあります。私はこちらの方が的を得ているようく思いますが。


まぁ海外の映画の賞を取ったというので観てみましたが・・・・・・・・・
うん、つまらん。
そんなに期待しないでいたんだけど。
なんで万引きするの?
貧乏とか言う割に年金受給者に労働者もいてちゃんと収入はあるはず。
これじゃぁ万引き推奨映画と言われても仕方ないわー
役者さんの演技はとても良かったです。

鑑賞して、数年前尼崎であった、他人同士暮らしてて最後にはリンチや多数の殺人になってた事件がネタなのかな?とか思った。
あれを日本の事件といえるのかは、犯人のほんとの国籍とかも日本だかわからないのでどうかなと思うけど、
要するに昨今の日本素晴らしいという風潮に対しての日本ディスりたいのかな?と思いながら観た。
感動するだとかそんな映画では当然なくて、ひたすら暗い背景だとか見せつけてるみたいなね。そりゃまあ安倍さんも何も言わないわけだ。
まあ、ある意味一面かもしれないけど。
情緒とかテーマもない気がする、単に暗い閉塞感のある住みにくい日本なんですよ〜と、言ってるような映画では?
大体「万引き家族」なんて美しさも身もふたもないタイトルな訳だし。
なんかの意図があるのかな〜とか、癖というかつい思っちゃって、
マスコミさんは作りたいし、賞も与えたいんだよね、こういうの。
個人的には、安藤サクラさん、好きだから残念。演技いいのに、勿体無いなって思います。

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2018年11月27日 (火)

コミュニケーション手段としての言葉の伝え方

 人と人の意思の疎通を可能にする手段のトップは言葉、言語でしょう。各国、民族に固有の言葉があり、それぞれ異なる言葉同士は翻訳や通訳を介して、意思を確認し合います。また一方が他方の言語を話したり書くことによっても、それを可能とします。

 今世界で最も汎用的に使われている言語は、英語でしょう。使用人口では中国語やスペイン語の方が多いのかも知れませんが、最も広く使われているのは英語です。世界共通語と言っても過言ではないかも知れません。そこで英語が話せたり書けたりすれば、世界のどこへ行っても、大都市や観光地では、そう不便は感じないと思われます。

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 そこで日本でも英語教育が盛んとなり、今や小学校の高学年から授業があります。今まで日本では文法やリーディング、ライティング中心で、所謂聞いたり話したりの会話が苦手な人が多かったため、最近ではオーラル授業の導入で、会話にも力を入れるようになりました。

 しかし何と言っても、会話は実践が一番、英語圏の国に出かけて現地の人と話したり、日本に居る英語圏の人と話すのがもっとも良い上達の方法でしょう。ただ聞くだけや読むだけではなかなかうまくなりません。

 筆者も海外ステイの経験がありますが、そう言う経験はやはり若いときにするのが一番。年齢を重ねるに従い、習得には時間がかかります。そして落とし穴とも言うべき、それぞれの国特有の「なまり」があることも要注意です。インドなまりやフィリピンなまり、アラビアなまりに中国なまり、そして日本なまりです。一対一ではお互い聞き返したりできるので会話できても、会議ではよく分らない、と言うこともあります。

 健常者同士の意思の疎通は、その国や民族同士であれば母語、違う国や民族の場合は共通語を使えば良いのですが、例えば聴覚障害者の場合など手話といった特別な方法で、行なう必要があります。

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 手話の習得をしている友人に聞いたのですが、以前は口話法が主流でしたが、聴覚補強技術の限界もあり、口話法での教育の行き詰まりも各地で報告されるようになっていました。

 2011年、「言語」と規定された改正障害者基本法案が国会で可決、成立し、8月5日に公布されました。この改正により、日本で初めて手話の言語性を認める法律の裏付けが制定されたことにより、最近では手話が主流になりつつあります。また手話通訳者の資格もあるそうです。またNHKが手話ニュースを実施していて、次第に社会的に認知されてきています。

 また視覚障害者には点字という特殊文字があります。コミュニケーション手段としての言葉は、読む、書く、聞く、話すという4大機能を、このように目的によりいろいろ形を変えて、その基本機能の伝える、受け取る為に工夫されてきていると言えるでしょう。

 

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2018年11月23日 (金)

中国でファッションショー中止

 昨日のネット上を賑わし、今朝の報道番組でも取り上げられましたが、上海でのタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナのファッションショーが中止になりました。以下にCNNで報じられた記事を引用します。

Download_12 (CNN) イタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)のアカウントで公開された宣伝動画に対し、中国で「人種差別的」との批判が広がっている。D&Gは中国のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」で、21日に上海で予定されていたファッションショーの延期を発表した。延期の発表に先立ち、多数の有名人の招待客がショーへの参加を見送ると表明していた。

一方で、D&Gはインスタグラムへの投稿で、アカウントがハッキング被害にあったと主張。法律事務所が調査を行っているなどと説明している。

一連の宣伝動画は同社のインスタグラムアカウントなどで公開されたもので、アジア系のモデルが、はしでイタリア料理を食べるのに苦労する様子が映っている。動画は「中国への贈り物」と銘打った「グレートショー」を宣伝する目的で制作された。

最初の「エピソード」が公開されたのは18日。赤いドレスに身を包んだモデルがピザを食べようとする内容で、ステレオタイプな中国音楽をバックに、はしでピザをつついている。続けてナレーターが「はしをナイフのように使ってはだめ」などとアドバイスする場面もある。

2、3番目の動画では、同じモデルがカンノーロやスパゲティを食べようとしている。ナレーターはブランド名の発音を間違っている様子で、中国人による「ドルチェ&ガッバーナ」の言い方を揶揄(やゆ)したものだと解釈も出た。

 この動画よりも実はD&Gのステファノガッバーナが演じたインスタグラムの動画が火に油を注いだと言います。「なつよ」さんのツイッターから引用します。


Images_4 ドルガバデザイナーのステファノガッバーナがINSTAGRAMのDMでの友人とのやりとりがリークされる。内容は、「例の動画が国内で削除されたらしい。私のチームの中国人も中国もアホ。これから取材でも中国はクソと言っていく。中国なくたってやっていける!汚いヤクザめ」

 これに対し中国のSNS上では批判が相次ぎ、不買運動に発展しています。また逆に中国の料理をナイフとフォークで食べるイタリア人の動画もアップされて、対抗心を煽っています。

 この事件の背景などについて前述の「なつよ」さんは次のようにツィートしています。

ドルガバ事件のキーワードは3つです。
①中国人の圧倒的な愛国心
②中国人の野次馬心理と連携の仕組み
③決裁権が個人レベルにあること

①中国人はいかなる相手でも中国を侮辱する相手は許しません。だからずっと世界に見下されてきて悔しくて頑張って、経済再燃。今はむしろ“プライドピーク時期”。
②まずタレントのショーボイコット。中国の大物タレントは基本個人事務所、個人に全ての権限があります。なので即決可能。加えて、国のためにショーを降りる人がいるのに、これで自分が出席したら逆効果です。もちろん、全員降ります。ドルガバと中国、どっちが大事か。これはその後の各社ECの対応も同じ理屈です。

今回の事件、もし日本で起こったら同じようになったか考えてください。

まず動画は炎上するかもしれない、だけどショーは続行、店もあり続けるでしょう。タレントに意志はないし決定権もない。根底にある愛国心とプライド。誰が強いか。

私も仕事柄、アパレルやコスメやトイレタリーブランドの中国進出を支援していますが、代表やブランドが中国を理解、もしくはリスペクト意が汲み取れない案件は全て断っています。

売上のためだけの中国市場はお勧めしません。

 日本でこういうことが起こったら、おそらく「なつよ」さんの言うとおりかも知れません。日本の報道番組でも同じような反応でしたね。「なつよ」さんの売上のためだけの中国市場はお勧めしません。そうだろうな、と思いました。


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2018年11月 1日 (木)

ハロインの夜の喧噪

005_th_1200px  今年も渋谷でのハロイン祭りは、大勢の人で賑わいました。ただ映像を見る限り若者が主体のようです。まあ高齢者は、あのようなごった返した喧噪の街の中に、行く気にはなれないでしょう。そして相も変わらぬトラブルが。

 軽トラの荷台に乗って飛び跳ねた後、横転させた者たちがいました。明星大学・藤井靖准教授はこの様子を「腐ったリンゴ理論」に例えられると言います。以下に引用します。

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 段ボールに入ったリンゴの中に腐ったものがあると、周りのリンゴもどんどん腐っていくということがある。集団の中にそういう逸脱した行動を取る人が1人でもいると集団全体がそうなってしまう。例えば、大学の授業で300人くらいいても1人、私語をするだけでだんだん波及する。

17126_main  なるほどいい例えだと思いますね。ですから普段はポイ捨てなどで街を汚さないことで、外国人から褒められる機会の多い日本人が、この集団の中では人がやるから自分も、と、ゴミをまき散らす行動に出たりもするわけです。それを回避するのは、と言う質問に、同教授は次のように答えています。

 なかなか、個人のレベルで止めるというのは難しい。ごみ捨てとか暴動とか物を壊したりとかそういう状況を見た時に止めようとすると、止めようとしたことがさらに騒ぎを大きくすることにつながるので、自分で止めようとせずに些細なものでも警察や行政に通報することを心掛けた方がいい。

 しかし現実にはこの喧噪の中ではそうも行きませんし、通報したところで警察や行政も、即座に対応の手段もないかも知れません。実際祭りの客や周辺の商店から、トラブルや落とし物等、通報が多すぎて対応できていない状況だったようです。

 周りの商店は人は多くても売り上げは伸びず、逆にトラブルに巻き込まれる恐れもあり、早くから店じまいをするところも多くなっています。31日にはセンター街で火事もあり、消防車の出動まで加わりました。また窃盗や公務執行妨害などで7人が逮捕されています。

 なぜ渋谷に集結するのでしょう。ハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏は次のようにその理由を述べています。

2203_20181031164436_23266  1990年代の渋谷は、チーマーとかコギャルとか若者・女子高生の街というイメージだったものが、2002年の日韓ワールドカップあたりから皆で観戦して勝ってワーッと騒いだりと雰囲気が変わってきた。皆が繰り出す場所になって、今は外国人が来てハロウィンで人が集まる。5月にはLGBTのパレードも行われるなど、何かを主張する場所、集まる場所に変わってきた。渋谷がメディアになっている。

 渋谷がメディアになっていると言っても、周辺の商店の人たちからは、迷惑だという声が上がっています。渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長は、2年後の2020年東京五輪・パラリンピックを念頭に「怖い街というレッテルが貼られてしまう。来年は禁止にしてほしい」と訴えています。今後集団が「腐ったリンゴ」から「新鮮なリンゴ」に変わるのか。どうも期待できないような感じがします。

 

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2018年9月 2日 (日)

はっきりものを言う文化の重要性

0c70250b  今日の昼の番組「テレビタックル」で、在日外国人の犯罪や迷惑行為が取り上げられていました。犯罪については、中国人の偽造滞在カードの実態が放映されていました。ネットで情報を出した中国の業者が注文を受け、中国で製造された偽造カードを、他の物品と共に注文者の手元に届ける仕組みのようです。他に健康保険や年金のカード・証書なども偽造すると言っています。税関では気がついても犯罪を示す関連の法律が無いのでスルーだそうです。これが違法滞在や保険の違法使用の温床の1つになっているようです。             

 もう一つは、迷惑行為。日本の様々な地域で、外国人の多い居住地域がありますが、そこではゴミの分別違反や不法投棄、違法駐車や夜遅くまで騒いだり、と近隣住民の迷惑になっているようです。その多くの要因が、これら外国人の母国ではマナー違反では無く、入国時や居住時その違いを理解していない人が多いと言うこと。もう一つは日本人住民側も、きちんと説明をしていないことにあるようです。

 もちろん日本人の中にも、ゴミを平気で道ばたに捨てたり、大声で騒いだりする人もいます。昔は周りの人が、特に正義感の強いお年寄り達が注意していました。しかし昨今では、下手に注意すると逆ギレされて酷い目に遭う場合も有り、そう言う人はめっきり減ってきました。ましてや外国人にはより弱い日本人です。勢い我慢して暮らすことが多くなります。

 解決手段としては、番組では、自治会や町内会の代表が、外国人の代表とよく話し合い、日本でのマナーをしっかり伝える。出来れば入国時、日本に長期滞在する外国人には、滞在時の生活マナーの説明をするなどの対応が必要、という意見が出されています。

 ところでこの人にはっきりと言えない日本人の特徴、前回のゴミ屋敷や放置ペットのところでも触れましたが、行政においても同様なことがあります。ここ数十年、近隣諸国から謂われの無い、または証拠の確定していない、歴史的事件や事象に関する、日本への誹謗中傷などがよく行なわれています。中国の「南京大虐殺」や「尖閣領有権」、韓国の「竹島領有」、「慰安婦強制連行」、「徴用工賠償」、「旭日戦犯旗問題」など。そしてそれに対する対応です。

 これらの殆どは、中韓の一方的論理によって歴史や事実を歪曲、捏造して、半ば言い掛かり的に日本を批判しています。しかも「首相の靖国参拝」や「在日に対するヘイト」など、内政干渉と言えることにも、攻撃してきています。これに対して日本政府や外務省は、殆ど「遺憾」と言うことくらいしか反論していません。もっと堂々と「根拠が無い」「捏造だ」「内政干渉だ」と明確に反論して、それを聞かない場合は、中国がよく使う「制裁」をちらつかせるくらいのことをやるべきでしょう。

 かつて第二次大戦前までは、物言う日本だった筈です。それが何故その後物言わぬ日本 になったか。やはりGHQのWGIPが大きいのでしょう。それに中国には大陸侵攻、韓国には半島統治の歴史が有り、自虐史観が倍増しているのでしょう。しかし反省と捏造受け入れとは全く論旨が異なります。史実は正しく捉え、仮にそれが間違いであれば、厳しく糾弾しなければ、世に正義というものが存在しなくなります。日本政府には「遺憾」だけの外交は是非辞めていただきたいものだと思います。

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